墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

夏梅木第6号墳(復元) 静岡県三島市谷田

11月下旬、車で少し遠出して静岡県東部の古墳をいくつか巡った。

最初の訪問地は三島市谷田の夏梅木(なつめぎ)古墳。

三島市街の東縁の丘の上にあった。

 

東海道線三島駅函南駅との中間ぐらいに位置するが、車であれば伊豆縦貫自動車道の三島玉沢ICから近い。

 

錦が丘という住宅地の端に「夏梅木古墳公園」が造られている。小さな公園で駐車場はない。

 

公園施設なので草が刈られて見学しやすい。

 

説明板の側へ回ると横穴式石室が開口していた。宅地造成の過程で発見され、同じ位置に復元された古墳だった。

 

夏梅木第6号墳 直径14mの円墳で幅1.5mの周溝がある。石室からは金色の飾大刀を含め100点もの副葬品が出土した。

夏梅木(なつめぎ)第6号墳(復元)
夏梅木第6号墳は、平成2年、錦が丘団地造成に伴う発掘調査によって発見された古墳の一つで、この地域の文化遺産を後世に伝えるため、一部新しい石材を補って同じ位置に復元し、夏梅木古墳公園として公開したものです。
古墳とは、この地域を治めていた古代の有力者のお墓のことで、この古墳は今から1400年ほど前の古墳時代の終わり頃に作られたものです。直径14mの丸い形をした円墳で、古墳の範囲を示す、周溝と呼ばれる幅1.5mの溝がめぐっていました。中央には、大きな石を組み上げた、長さ6m、幅1.5m、高さ2mの横穴式石室と呼ばれる部屋が作られ、石室の最奥部には、長さ2m、幅60cmの箱形の石棺が設置されていました。
石室の中からは、刀や鏃などの武器をはじめ、騎馬を示す馬具、勾玉などの装飾品、飲食器など、100点をこえる副葬品が出土しました。特に、黄金色に輝く飾大刀の出土は、葬られた人の権力の大きさを示すとともに、この大刀がもたらされたと考えられる畿内政権との密接な関係を示しているといえましょう。
平成9年10月 伊豆箱根鉄道株式会社 三島市教育委員会

 

柵越しに見た内部。一部が新しい石材で補われている。奥行6m、高さ2m、幅1.5m。

 

箱式石棺(長さ2m、幅60cm)がよく見えた。

 

墳丘に上がらせていただく。

 

南東の方向。伊豆の山並みを遠望できた。

 

開口部は南を向いているが、その方向には家が建てこむ。

 

 開口部の先に置かれた、源平入道(?)と刻まれた石碑。

 

昇寛さんのサイトでは2号墳も紹介されている。2号墳の掲示板によると夏梅木古墳群は総数19基の北伊豆地域最大の後期古墳群で、昭和23年8月に発掘調査が行われていた。

http://sgkohun.world.coocan.jp/archive/index.php/misima_natuume2/