墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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与楽鑵子塚古墳 奈良県高市郡高取町与楽

乾城(カンジョ)塚を見た後は、鑵子(カンス)塚へ。漢字は違えど音の響きは似てますね。

 

一応舗装された道ですが、途中側溝が埋まっていて深さ2㎝程度の川になっていました。通過して振り返ったところ、左奥にカンジョ塚。

 

鑵子塚の裾に到着。

 

墳丘東側の説明板に近寄るには、獣除けの電線を跨ぐ必要があります。

史跡 与楽鑵子塚古墳
昭和58年3月15日指定
貝吹山から南へ派生した支丘上に立地する径約24m、高さ約7mの円墳で、墳丘北側に幅約6mの掘割りを設けている。盗掘坑によって南に開口する片袖式横穴式石室の存在が判明しており、その規模は玄室の長さ4.15m、幅3.15m、高さ4.5m以上、羨道部の長さ2.0m以上、幅1.4m、高さ1.0m以上である。
石室は花崗岩を用い、側壁は自然石、奥壁は主に割石によって構築されている。未調査の古墳であるが、6世紀後半でも早い時期の築造と考えられる。
本地域にはほぼ同時期、同規模の与楽乾城古墳(県指定文化財~※現在は国指定)も存在し、有力豪族層の古墳としてその史的価値はきわめて高い。
昭和62年3月 奈良県教育委員会

 

丘陵先端はボコボコした急斜面で上がれる感じは無く。

 

墳丘を西側から。

 

背面側にイノシシ捕獲用の檻。右奥に見える表示板から墳丘に近寄りました。

 

回り込んで、与楽鑵子塚古墳の南側斜面。開口部は土嚢で塞がれているようでした。

 

平家蟹さんのブログで、竹やぶに覆われていた時の墳丘と、石室内の写真が見られます。

古墳のお部屋ブログ館 与楽鑵子塚古墳

 

開口部を背にして南側。中央奥に与楽カンジョ塚。

 

ズームで。

2024年4月上旬訪問