墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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下船塚古墳(日笠古墳群) 福井県三方上中郡若狭町日笠

前回・前々回の丸山塚古墳・十善の森古墳から3㎞西北西に、全長80m前後の2基の前方後円墳、下船塚古墳・上船塚古墳が横並びに残っています。

 

グーグルアースでもくっきり。仲良く前方部を西に向けています。

 

まずは旧街道(若狭街道)脇に残る下船塚古墳を南側から。

 

ストリートビューを見たら墳丘には木々が密生していて異なる印象(2014年時)

 

説明板の前まで行けますが、虎ロープが張られていて墳丘には上がれません。

下船塚古墳 国指定史跡
形態:三段築成前方後円墳
全長:80m
横幅:前方部の幅25m、後円部の径40m
高さ:8m
この古墳は、若狭地方では大型の前方後円墳であり、形態は脇袋の上之塚古墳とよく似ており埴輪の残片が見られることもある。墳丘の周囲には周濠の跡が田畑となって残っている。
前方部に盗掘跡らしいものが見られるが遺物については明らかにされていない。

 

もう一方の説明板は写しそびれましたが下記がリンク先。

日本遺産 御食国若狭と鯖街道 海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群

全長約85m、後円部径約47mで水田面からの高さ10m余、前方部幅約47mで水田面から8.5m余とのこと。
下船塚古墳は脇袋古墳群の上ノ塚古墳に、上船塚古墳は、その西塚古墳に形態が似ているそうです。

 

前方部先端には民家。

 

後円部側。左奥へ前方部。

 

広角で。

 

北側の水田から。左が後円部で右が前方部。

60mほど背後に小浜線が通っています。

 

北東側から。おそらく左肩の木立(竹藪の後ろ)が上船塚古墳だと思います。

 

若狭町歴史文化館の展示パネルによれば、下船塚古墳が若狭地方最後の前方後円墳になるそう。上船塚が6世紀前半で、下船塚が6世紀中ごろ。