墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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小丸山古墳 兵庫県朝来市和田山町弥生が丘

前回の池田古墳(の跡?)を見学後は北西に2.3㎞、円山川支流の東河(とが)川右岸に立地する小丸山(こまるやま)古墳へ。

このあたり、谷が直交したりする興味深い地形です。

 

弥生が丘という気になる地名の、新興住宅街の真ん中あたり。

 

「小」という名前とは裏腹の、大きな墳丘。

 

比高差30mもあります。

兵庫県指定文化財(史跡)
小丸山古墳(こまるやまこふん)
昭和49年3月22日指定
円山川の支流、東河川流域の平野を望む独立丘陵(比高差30m)を修飾して築造された前方後円墳である。
全長約60m、後円部径30m、前方部幅21m。後円部と比較して前方部が約30㎝高い。主軸方向は北から少し東にずれており、後円部頂部は平坦で広くなっている。
くびれ部はかなり長く、墳丘からは円筒埴輪片が出土している。主体部構造は明らかでない。
6世紀前半から中頃に造られ、朝来市内に連綿と築かれた但馬地域の王墓のひとつと考えられる。
平成30年3月31日 朝来市教育委員会

 

右の南側が後円部ですね。現在地は北の前方部右裾。

 

その前方部右裾から見上げて。どこまでが墳丘なのでしょうか。

 

後ろを振り返ると、造成された斜面。

 

前方部墳頂へ。

 

前方部墳頂から、登って来た右裾を振り返って。

 

前方部から後円部を。

 

後円部墳頂です。

 

独立墳丘なのに高度感あります。谷の先1㎞に円山川が流れます。

 

後円部から前方部を。

 

東方向は東河川が開いた谷が4㎞ほど続きます。古代人が好みそうな適度なスケール?

手前は調整池。

 

その調整池側から見る、小丸山古墳。

巨大な動物(怪獣?)のような雰囲気でした。