小造山(こつくりやま)古墳は、造山古墳から600mほど北西の低い丘の上に立地している。
総社市テクノパークの南に隣接する樹林の中。
すぐに後円部墳頂に到達。盗掘跡を思わせるような陥没があった。
木々は結構密生していて眺望なし。
後円部から見下ろす斜面。
前方部側からみた後円部。
後円部の斜面。
斜面下と、くびれ部(だったか?)
前方部右裾(?)
ということで、現地では墳形をきちんと認識することができませんでした。
後で調べて知った岡山市のサイトによれば、小造山古墳は墳長142m・二段築成の前方後円墳。後円部径約85m・高さ約12m、前方部長60mで、後円部周囲には幅約10mの周濠が、さらに外側には幅約10mの外堤があり、渡り土堤も3ヶ所認められるという。
http://www.city.okayama.jp/museum/kofun2/03.html
上記サイトではさらに、被葬者の系譜についても触れられている。
出土している埴輪の特徴や、前方部がやや開き気味の墳形であることから、中期でも後半の時期といえ、造山古墳→作山古墳→小造山古墳の順に築かれたと考えられる。これら3墳は、いずれも同じ系譜の首長墓と考えられ、造山古墳で頂点を極めた吉備の中心勢力が、世代を重ねるごとに縮小していく様子がうかがえる。
南側山裾側の道路からは造山古墳がよく見えた。