8月の下旬、慶應義塾大学アート・センターが主催するガイドツアー「三田山上で出会う近代建築と彫刻」に参加した。
”三田山”の上にある慶應キャンパスには演説館や図書館など歴史的価値のある建築群や彫刻作品があり、8月中は一般にも公開されている(10時~18時。東門と南別館1Fでマップと解説シートを配布中)
慶應義塾大学アート・センター(KUAC) | 三田山上で出会う近代建築と彫刻
ツアーの案内もあったので応募したら参加することができた。
ツアー開始は11時で、少し早めに着いたので、先に構内と周辺を一回りした。
正門(南門)から”三田山”へ上がったところにある広場。
旧図書館前の広場。
旧図書館はゴシック式(クイーンアン様式)の華やかな建物で重要文化財。
平成31年まで改修工事で中へは入れない。
建物の東側に少し標高が高くなっているエリアがあった。
イチョウの大木の周囲にいくつかの碑が立つ。
胸像の後ろがキャンパスの北東端でその先は標高が低くなっていた。
東館はキャンパスへの出入り口(東門)にもなっている。開校当初はこちら側が正門だったそうだ。
南門方向へ戻って、演説館の方へ。こちらも重要文化財の建物。
建物へは近づけないようになっていたので、ズームで。
建物に沿って小道が付いていた。美しいなまこ壁を観察できた。
小道はその先で石段になっていた。
石段から見上げる演説館。演説館へ続く道もあったが柵が閉じられていた。
道に沿って下っていくと、味のある木造家屋があった。
さらに下って振り返ったところ。
下りきると外に続いていた。キャンパスマップには載っていない出入り口だった。
その先には気になる三角の建物が。
人が集まっていると思ったらここがあのラーメン二郎だった。さっきの石段道は学生が二郎へ向かう道だった?
ラーメン二郎の裏手にも味わい深い木造の居酒屋があった。
その角を北に行くと塀と木立(綱町三井倶楽部)と坂(綱坂)があった。
坂の説明柱。
羅生門の鬼退治で有名な平安時代の武士 渡辺綱(わたなべのつな)が付近に生まれたという伝説による。
左に綱町三井倶楽部、右は慶應義塾西館でその先にイタリア大使館という風情のある坂。上って行きたかったがツアー開始に間に合わなくなるので別の機会とした。
参加したツアーは、詳しくかつわかりやすい解説を聴け、普段は入れない建物内部へ入るという貴重な体験もできる、大変充実した内容でした。
つづく。
なお、慶應義塾大学アートセンターは下記のアプリにも対応しており、ツアー以外で現地で情報を得るには非常に便利だと思います。