青山通りをバスで通っていて車窓から見えた急坂。
標柱があった。
やげんざか
中央がくぼみ両側の高い形が薬を砕く薬研に似ているために名づけられた。付近住民の名で、何右衛門坂とも呼んだ。
こちらが薬研(やげん)、赤ひげで三船敏郎が使っていたですね。
(フリー写真集から転載)
Photo by (c)Tomo.Yun (http://www.yunphoto.net )
両側が高いということは奥の上り坂とセットであるはずだが、確認は次の機会とした。
途中まで下って見上げたところ。
青山通りに出る最後の登りが最も急だった。
青山通りにかかる歩道橋から、赤坂見附方向。右の横断歩道が薬研坂の入口。
反対側の青山一丁目方向。右の緑は赤坂御用地で東宮御所などがあり、北東には迎賓館が隣接する。
木々の間から皇族の建物がチラリ。
赤坂御用地 - Wikipediaによれば、敷地の北西に位置する東宮御所の他に、秋篠宮邸・三笠宮邸・三笠宮東邸(旧寬仁親王邸)・高円宮邸・赤坂東邸があるとのことなのでそのいずれかか。
赤坂御用地の略図 - 宮内庁を参照すると、三笠宮東邸(旧寛仁親王邸)のようだった。
グーグルアースだと何でも見えてしまう。右下が渡った歩道橋。
歩道橋を降りて赤坂御料地側の歩道。
青山通りを隔てた薬研坂。こちらへ来る車の姿が見えなくなる。
青山通りを赤坂見附方向に歩いていくと、ビルの谷間に小さな社が見えた。
手前の囲いは、とらや赤坂本店の敷地。2018年の完成を目指して建て替え工事中だった。
隣のビルが一時的になくなって瓦屋根が目立っていたお社。
階段脇の壁に美喜井稲荷とあった。
階段を上ってドアから内側(境内)を見たところ。
コンパクトな境内だが神域の雰囲気が漂う。稲荷とあるが狐ではなく猫だった。
拝殿に参拝。
見上げると豪華な瓦屋根(とビル)
屋根下の欄間でも猫がくつろいでいた。
境内にあった説明板。
比叡山と関係があるようだが蛸を食べぬようにとは?参拝してからこの説明に気付いた場合は?
公式サイトはなく謎が残ったが、とりあえずこの日は蛸を食べなかった。