前回のつづき。
あらためて校舎を観察すると外部も内部も、レンガ壁が目立った。壁面装飾でなく、構造的に積まれている壁。
上記の左側、部屋にはいった場所から。
壁の内側にもレンガ積みが露出している。
2階の外壁(「宮林」側、3年1組独占?のテラス)にもレンガ。
今回、建物のさまざまな場所に「卒業制作」が飾られていた(いる)ことにあらためて気づいた。
下記の同窓会サイトには、制作した期が書かれた作品リスト(pdf)がある。
(上記リストは、エントリを書いていて気づいたので、下記の写真は現地で自分が気が付いたもののみとなった。ちなみに1期は1962年卒)
4期の「水の精ルル」(タイルモザイク・職員室入口壁)
5期「はと」(タイルモザイク・玄関北側壁)
6期の「円のデザイン」(タイルモザイク・理科室)
これはプロ仕事にように思います。
7期制作の「にわとり」(タイルモザイク・玄関ホール)
7期の「熱帯魚」(タイルモザイク・玄関ホール)
9期による「ペガサス」(陶板タイル・階段壁)
9期による「牛」(陶板タイル・階段壁)
10期による「木立」(卵の殻のモザイク・玄関ホール)
図書館(旧図工室)入口、中央が6 期のステンドグラス、左右が10期の「山下先生と徳田先生(石膏像)」
12期による「池」(紙モザイク)下記2点とも。
13期による「城」(油絵・玄関ホール)
15期による「白樺湖の修学旅行」(卵の殻モザイク・玄関ホール)
16期による教室表示(タイルモザイク・3,4年教室入口)
17期による教室表示(タイルモザイク・5,6年教室入口)
18期による「秋・冬」(タイルモザイク・2階テラス)
19期による「春・夏」(タイルモザイク・2階テラス)
38期による「2000年ボックス」(紙ねんど)
自分の代は2桁期。しっかり記憶に残っているタイルモザイクがあって、当時すでに卒業生による作品に囲まれて暮らしていたことを認識するとともに、作られたばかりのようにきれいな作品群を目にすると、先生や生徒に大事に守られてきたことを実感しました。(作られたばかりの現代アートも保存に苦労されているということを聞きます)
校舎が新しくなってもこのような伝統は新しい形で継続されていくのだろうと感じられました。
休日にもかかわらず対応していただいた現役の先生方(お若かった!)本当にありがとうございました。