毎年夏に山旅をしていますが、今年は富山県の薬師岳に登りました。
いつもの山仲間の一人が2月に急逝したので、今年は追悼登山になりました。
山は8月6日から1泊2日の行程ですが、富山駅周辺に前泊して当日到着組みを待って8:30頃駅を出発。東京から富山までは北陸新幹線「かがやき」で2時間10分なので、始発に乗れば8:26には富山駅に着きます。
6名だったのでジャンボタクシーを利用して登山口へ。
こちらは前日の富山駅。
富山は路面電車が元気。新幹線の改札前に路面電車乗り場がありました。
富山駅南口の外観。
南口には地鉄( 富山地方鉄道株式会社)のターミナルがありました。
改札の外から、仲良く並ぶ2編成を。
別の色の立山行きが入線。
いつかこれに乗って、立山黒部アルペンルートへ行ってみたいです。
今回目指す薬師岳の場所はこちら。
薬師岳(2,926 m)は剱岳・立山と並ぶ北アルプス立山連峰の主要峰。
富山県富山市南東部、中部山岳国立公園内に「どっしりとした気品のある山容」で聳え、日本各地に数ある”薬師岳”の中で最高峰(薬師岳 - Wikipedia)
有峰ダムを越えると登山口の折立(おりたて)に着きます。少し身体を動かして10:20に登り始めました。
1時間半ほど樹林帯を急登すると、周囲が開けて目指す山が見え始めました。
尾根上は、なだらかで草原のよう。
見下ろすと有峰湖が見えました。貯水量は黒部ダムを上回るそうです。
よくみるとスキー場のコブ(小円墳?)のような盛り上がりが続いていました。
薬師岳も全容を現します。
ズームで。
その右を見ると、縦に吹き上げるような形の雲が。
虫が写り込んでしまいました。
一旦尾根上に出ると、歩きやすい登山道が続きます。
花はピークの時期は過ぎていたようでしたが、残っているものもあって目を楽しませてくれました。
イワショウブ
ミヤマリンドウ(タテヤマリンドウの白い花も見かけましたがピンボケでした・・・)
ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)
草原には、花の終わったチングルマが一面に残っていました。
近くの雲は、動きが非常に速かったです。
ときどき上にかかる雲が日差しを和らげてくれました。
この日の目的地、太郎平(たろうだいら)小屋が見えてきました。
午後2時半過ぎに到着。
宿泊手続きを済ませて、ベンチから眺めを楽しみました。
東側のパノラマ。
山襞が折り重なるように連なります。
「雲ノ平」と呼ばれる上部が平らな溶岩台地。
いつか行ってみたい「日本最後の秘境」です。
つづく。