墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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白馬三山縦走:白馬岳山頂からの眺め 2017年8月

前回のつづき。

20時に寝床に入り、かなり熟睡したと思って目が覚めて時計を見たらまだ22時半で、それからはあまり寝付けず・・・

翌日は4時半出発予定だったが、3時半に外へ出てみた。

 

白馬山荘の2階は個室部屋が並ぶ。

ちなみに畳敷きの個室は2畳で、宿泊料(素泊り6800円・2食付き9800円)に加えて個室料が一部屋あたり8000円の加算となるが、あらかじめ快適な寝床が確保されていることは登っているときも精神的安心感が持てるので、ハイシーズンには個室予約がお勧め。

 

ほかにも何人か外へ出ていたがなんと満点の星空。天の川も見えたのでカメラを撮りに部屋へ戻った。

 

西方向、旭岳の左に富山市の街灯りがあった。 

 

天の川は写せなかったが、白馬岳(しろうまだけ)の山腹にはオリオン座。 

 

白馬岳山頂のシルエット。すでに登っている人のヘッドランプがチラチラと動いていた。

 

次第に白々としてきてヘッドランプの数も増える。4時を少し回ったくらい。

 

予定通り4時半から登り始めて、5時少し前に標高2932mの白馬岳山頂に到着。

みなで日の出を待つ。

 

地平線近くに雲がかかり、日が射すまでに時間がかかった。 

 

雲が赤く染まる。

 

その下の山の連なりは、左から焼山、火打山、すこし空けて大きな妙高山。

 

焼山の左下手前に雨飾山も。

 

太陽が見えたのは5:07ごろ。

 

東側は一面の雲海。

 

ズームすると噴煙を上がる浅間山が。

 

南東方向。うっすらと、八ヶ岳連峰の右に富士山が。

 

モノクロ処理で。中央に富士山。距離は178km。

 

その右には南アルプス。中央のぴょこんが北岳。少し左に甲斐駒ケ岳、北岳の右に間ノ岳と仙丈ケ岳とが重なるように見えているはず(グーグルマップに線を引いて判断)

甲斐駒と仙丈には3年前に登った。その時は遠望は利かなかったが、自分が登ったことがある山を別の山頂から見ると妙に感慨深くなる。

 

 

さらに右に目を移すと、連綿と奥に連なる北アルプスの峰々。

 

左手前、斜めにスパッと切れているのが杓子岳(2812m)、その右奥に大きな白馬鑓ヶ岳(しろうまやりがたけ・鑓ヶ岳:2903m)。

 

白馬鑓ヶ岳の左奥の双耳峰が鹿島槍ヶ岳(南峰2889m・北峰2842m)で、双耳峰の間には常念岳(2857m)も見える。

鹿島槍の左(北峰)から手前に連なって重なるように五龍岳(2814m)、その手前に下がって唐松岳(2696m)

唐松岳・五龍岳には4年前に登ったが展望はあまり得られなかった。 そんな時もあれば今回のように恵まれる場合もある。

 

 

右奥を見やると湧き上がる雲の左下に前穂高岳、右に奥穂高岳、そして尖った槍ケ岳。

 

その右へ。

少し時間を戻して日の出前の立山連峰。眼下に白馬山荘。雲が川のように流れていた。

 

少し明るくなって。右にピラミッドのような剱岳(2999m)

左の高い山は立山(大汝山:3015m)で、その左肩奥に薬師岳の稜線が顔を覗かせる。

 

刻一刻と色合いが変わっていった。左奥のぴょこんは黒部五郎岳。

 

黒部五郎から左側。右が黒部五郎岳、中央が赤牛岳、その左に高く水晶岳、一番左の三角が鷲羽岳。

 

剱岳と旭岳(右手前)との間(奥)には毛勝三山がある。右から毛勝山、釜谷山、猫又山。 

 

さらに視点を右に回して北北東方向。

白馬岳が位置する飛騨山脈(北アルプス)・後立山連峰の稜線は、この先直線距離25kmの親不知で日本海に降りる。

 

白馬岳からの稜線は、雪倉岳(2611m~右の三角形)そして朝日岳(2418m~中央奥)へと続く。

 

朝日岳の山頂には雲が流れていた。その先の海は視認できなかった。

 

iphoneで、東から時計回りにぐるり一周撮ってみた。


白馬山頂からの眺め・360度

 

ここ白馬岳から杓子岳、白馬鑓ヶ岳と、これから縦走するルートを見ながら山荘へ降りる。

 

朝露に濡れたチシマギキョウ(紫)

 

こちらはタカネツメクサ。

 

薄紫はミヤマクワガタ、名前は昆虫と同じ。

 

下山途中で振り返った山頂。

 

 白馬山荘から振り返って。 

 

山荘前からの眺めも素晴らしかった。左奥が剱岳、右が毛勝三山。

 

両者の間の先に、白山連峰も見えた。

荷物をまとめて白馬山荘を後にした。

つづく。