相川考古館から車で5分くらい、両毛線の線路脇に「お富士山古墳」がある。
墳丘のふもとを桜が埋め尽くしていた。
墳丘に富士神社があり、石段で上れるようになっている。
鳥居の注連縄が真新しい。
・お富士山古墳 前方後円墳 墳丘長125m 盾形周溝あり 5世紀中頃
社殿はクローズ。
社殿の隣に、アクリルケースにはいった大きな石棺が展示されている。
「畿内地方の大王墓と同様の形態をもつ砂岩製の長持形石棺」
下記の群馬県埋蔵文化財調査事業団のHPによれば、「古墳が作られた年代と、石棺の年代がほぼ一致することから、お富士山の石棺である可能性が極めて高いと報告されて」いるそうだ。これだけの立派な棺だから横穴式石室があるのだろうか?
http://www.gunmaibun.org/remain/guide/tyumo/ohujiyama.html
後円部からの眺め。
後円部から前方部。
前方部から後円部。
前方部の裾は、一部両毛線で削られている。
線路脇から。
両毛線の懐かしいカラーリング。
周囲に田が広がっているので古墳をきれいに眺められる。右に赤城山。
前記のHPには、「 すぐ近くには伊勢崎の北部環状線の広瀬川を渡る橋がありますから、その上から見ると全体がよく見渡せます」ともある。もちろん電車の車窓からもよく見えるはずで、view pointが沢山ある。
「墳丘から」眺めるより「墳丘を」眺めるのに適した古墳。特に桜の季節は。
以上4/2の墳行。