墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

画像が出ない場合はPCで、クロームOSでお試しください。

東京建築祭特別公開:安井建築設計事務所~丸石ビルディング~三井本館

今回は、5月25日に巡った東京建築祭の特別公開建物の、後半をまとめます。

 

こちらは千代田区神田美土代町にある安井建築設計事務所の東京事務所。

 

1924年に建築家・安井武雄が創設した建築事務所で、創業100周年を機にこの場所に移転(2024年1月)したばかり。築約60年のオフィスビルをリノベーションしています。

安井建築設計事務所 東京事務所 | 東京建築祭

 

エントランス付近の2階。もともと2階の床(1階の天井)を大きく開口し、階段でつなぐことでとても開放的な空間になっています。

 

チラチラ見えるオフィス部分(撮影不可)も気持ちよさそうな空間になっていました。

 

同事務所が手掛けたサントリーホールの設計図など貴重な資料の展示も。

三鷹天命反転住宅(by 荒川修作)も手掛けていたのですね。

 

その後は神田警察通りを東へ移動。

途中で出会った骨董品店は建物自体が骨董のような。

 

シャッターに張り紙がありますね。

 

さらに進むと「神田治療院」

そこに看板立てますか(右上)

 

神田駅を過ぎ、日本橋のメインストリートを一本入ったところ(千代田区鍛治町)に、丸石ビルディング。昭和6年(1931)に竣工した建物です。

 

アーチの先の、豪華なエントランスホールが公開されており(内部撮影不可)、一流の気分(?)に浸りました。まさに”美術品のような仕上がり”。

丸石ビルディング | 東京建築祭

 

外部の装飾も見事。

 

台座下に羊がいたのですね。

 

ここだけ見ると、イタリア旅行気分。

 

そして最後に、大通りを400mほど南下して三井本館へ。昭和4年(1929)に竣工した建物で重要文化財。

通りの反対側から、ガラス反射光があたった建物。ここまで行列が…


そこから列は、江戸桜通りを経て。

 

日銀側へも続いていて、並ぶこと1時間。

 

今回公開された”合名玄関”

三井本館が、三井合名をはじめ旧三井物産、三井鉱山など直系各社の本社機能を集中させるために建てられた複合ビルであったことがわかる、重厚な造り。

三井本館 | 東京建築祭

 

”奥壁”を。

 

奥壁を背にして。

 

帰路に日本橋方面を見ると、巨大なビルが建ちつつありました。

2024年5月25日訪問