前回までの物見塚周辺の古墳を見た後は甲府盆地の南縁へ移動して、この日の現説会場とは、ひとつ西の丘陵にある古墳群を訪ねました。
最初に向かったのは伊勢塚古墳。
久々に見たネギ坊主。
径36mの円墳で、周辺の大塚・北原古墳群中で一番よく残っている墳丘だそう。
町指定史跡 伊勢塚古墳
文化財指定 昭和44年4月17日
大塚、北原古墳群の内の一基で、大塚地区の古墳の中で最もよく原型を残して居ます。
基底は径36m、高さ6m、頂点の径14mで、頂点には伊勢大神を祀る石祠があり、古墳の名称の由来となっています。
埋葬施設については不詳ですが横穴式石室ではないかと考えられています。
一説には江戸時代に発掘を試みたが、祟りを恐れて原形に復し、石祠を建立したともいわれています。
市川美里町教育委員会
石段を上がらせていただきます。
一番上から振り返って。6mは、なかなかの高さ。
墳頂には伊勢塚の由来となっている石祠。
木々の間から望む甲府盆地。
北東方向、300m先の大塚古墳。
南東側から見上げた伊勢塚古墳。
南西側からも。
振り返った北側。良い眺めでした。
市川三郷町の公式サイトでは桜の墳丘の写真が見られます。墳丘の木々、全部桜だったんですね。