墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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山居倉庫 山形県酒田市山居町

前回のつづき。

土門拳記念館からは、ブラタモリにも登場した山居倉庫へ。

 

明治26年(1893)に建てられた木造倉庫が12棟並んでいる。

 

手前の棟は「夢の倶楽」という観光物産館、一番奥が「庄内米歴史資料館」になっている。

 

物産館のカウンターでは地酒をワンショット(50ml)を100円で楽しめる。味噌田楽やけんちん汁を肴に何種類かを味わった。

 

お酒で体を暖めてから外へ。順路に従って倉庫の西側へ回るとケヤキの大木が並んでいた。ケヤキの並木は、日本海からの強い西風と夏の直射日光をさえぎり、倉庫内温度を一定に保つ目的で植えられたそうだ。

 

通路の幅だけ踏み跡が。

 

動画でも(16秒・新雪を踏む音もします)


酒田市 山居倉庫 冬

 

明治中期、旧庄内藩酒井家は酒田米穀取引所の付属倉庫を、最上川と新井田川に挟まれ米の荷揚げに便利な、この山居島に建設した。

倉庫には二重屋根、天窓、換気窓の配置や、米の揚げ下ろしが雨風に当たらない構造、そしてケヤキ並木など様々な工夫を施すとともに、入庫米の厳しい選別審査を行うことで、中央市場で日本一と評される「山居米」を生み出したのだそう。
http://www.pref.yamagata.jp/ou/shokokanko/110001/him/him_05.html

 

ケヤキ並木の間に神社があった。

 

参拝すると、初めて目にするものが下がっていた。マイ鈴?

 

途中で倉庫群の東側へ移る。

 

上記の庇の下の様子をガラス越しに。倉庫は今でも現役で、米穀が保管されている。

 

荷揚げ場と倉庫をつなぐ屋根。建物の向こう側に新井田川がある。

 

 「近代化産業遺産」の札がかかっていた。

 

昔荷揚げしたスロープか。すべると川に落ちそうだ。

 

奥の庄内米資料館見学は次の機会として、途中で新井田川にかかる山居橋を渡った。

 

振り返っての山居倉庫。

 

くるぶしまでの雪を踏みながらスロープを下りて、向かいのホテルを目指して歩き、タクシーを呼んだ。

 

振り返っての山居橋。

 

川瀬巴水の絵のようだった。