浦添グスクから那覇空港へ向かう途中、市内の対馬丸記念館に寄った。
大人500円 AM9時~PM5時 木曜定休
入口横にある対馬丸の模型。
1944年8月21日に那覇を出港した「学童集団疎開」船は翌日に米潜水艦の魚雷攻撃で沈没。乗員1788名の内、1482名が犠牲に。学童834名で助かったのは59名だけだった。
言葉がない。合掌。
事件の詳細はWikipediaで詳しい。
日本軍側の無理やりな疎開、立ち去るしかなかった残存船、事件後の緘口令などにも触れている。
米軍側は、800名近い児童を殺害したことをどう総括したのだろう?「そうとは知らなかった」ということか。
対馬丸を撃沈した米潜水艦「ボーフィン」は1981年以来、「真珠湾攻撃の復讐者」として、真珠湾の戦艦「アリゾナ」の近辺にボーフィン・サブマリンミュージアム&パークとして展示されている、とあるが・・・
Yahoo知恵袋のQ&Aにも。
記念館を出ると、すぐ近くにビーチがあった。白砂の上で真っ黒な青年たちがビーチバレーをしていた。
遠くには巨大な客船が停泊中だった。
記念館の裏手の丘には、さまざまな記念碑があった。
丘の東南斜面には、波上宮(なみのうえぐう)という神社と護国寺というお寺も、隣り合って鎮座していた。
波上宮拝殿。アジアからの観光客の団体が訪れ、写真を取りまくっていた。
本殿の裏は断崖で海に続いている。
社務所は南国風。
波上宮は琉球八社のひとつで初詣参拝客も多いそうだ。下記サイトより。
「沖縄本島には、明治以前の政府 琉球王府より特別な扱いを受けた八つの神社があります。 それを琉球八社、または沖縄八社とも呼ばれています」
神社の向かいに、よさそうな食堂があった。
ポークエッグ定食、550円。シンプルな栄養が体に滲みこんだ。