墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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YOKOSUKA軍港めぐり(横須賀港 艦船見学クルーズ) 神奈川県横須賀市本町

3月末、休暇を取って下の子と横須賀へ出かけた。

当初案の北関東古墳プランは子どもに却下され、横須賀港(&走水煉瓦建物)とした。

「アメリカ海軍と海上自衛隊の艦船を間近で見ることができる日本で唯一のクルージングツアー」で、前にテレビで見て一度乗ってみたかった。

ネットで予約が可能で、天気の様子を見て、前日に10時の便を予約。

YOKOSUKA軍港めぐり | 【TRYANGLE WEB】YOKOSUKA軍港めぐり / 無人島・猿島 / ヨコスカBBQ のトライアングル

 

渋滞を考慮したら早く着きすぎたので、まず三笠公園で戦艦三笠を見学(これは別の回で)

サイトにあったイオン(最近までダイエー)に車を停めてチケット売り場へ。

一般(中学生以上)1400円、小学生700円。

 

巨大な建物で迷ってしまったが、2階の南西側の出口を目指すのが正しかった。

 

出航20分程前にチケットを買ったが、すでに列が出来ていた。

待っている場所から、これから乗る船。

 

穏やかな海面。

 

ズームするとすでに巨大な艦船が見えた。

 

10時ちょうどに出港。

45分間、女性ガイドの方による、休む間もない詳しい解説があった。

1階船内での解説で、屋上デッキではスピーカーで聞くだけだったが、とてもわかりやすかった。

海上から見上げる護衛艦「いずも」

 

ヘリコプターを14機搭載できるそうだ。全長250m近くある。

が、箸墓古墳の全長はもっとある(278m) 

 

こちらは港を一回りしてから撮ったもの。中央に人がいる。 乗組員は400名程。

海上自衛隊:ギャラリー:護衛艦(艦艇):いずも型 (DDH"IZUMO"Class)

 

コースは吾妻島の回りを反時計回りに一周、初めは右手にアメリカ海軍第7艦隊基地を見る。こちらは米海軍のイージス艦。

 

八角形の「盾」の裏はレーダーになっていて、百ヶ所からの一斉攻撃にも一秒で対応できるそうだ。

 

甲板には攻撃用の装置も並ぶ。

百一発のミサイルが来たら?と余計な心配をしてしまった。

 

その先には巨大な航空母艦。一般人にはクルーズ船からしか見えない位置に停泊している。

 

原子力空母ロナルド・レーガン。全長333mでちょうど東京タワーを横にした長さ。

艦載機は見えなかった。

 

こちらの乗組員は6000名で女性も400名ほど。平均年齢はなんと23歳とのこと。

 

その先には東京湾が広がっていた。

 

よく見ると活動している艦船も。こちらは米海軍の輸送船。

 

こちら海自の船は帰港中。

 

その先は日産の追浜工場で正面は自動車輸送船。船尾近くで新車の積み込み作業が行われていた。

 

こちらはリゾートホテルのようなリサイクル施設。

 

そこから先は海自艦が並ぶ。

こちらは潜水艦救難母艦「ちよだ」

 

潜水艦の乗員にとっては守護神のような存在?

350mの深度でも作業可能。ちよだ (潜水艦救難母艦) - Wikipedia

1985年の就役。

海上自衛隊:ギャラリー:潜水艦救難艦(艦艇):ちはや型 (ASR"CHIHAYA"Class)

 

こちらは退役後の船。装備が取り払われての解体待ち。軽くなったので、通常は水面に出ない船底部の赤い塗料が姿を見せている。

 

船首の番号は塗りつぶされているが、うっすら「5103」と読めた。

AGS-5103・海洋観測艦すま(退役)

 

こちらは掃海艦「やえやま」 なんと木造船で板目も見て取れる。機雷は鉄の磁力に反応するものがあるので、あえて木造にしているそう。

海上自衛隊:ギャラリー:掃海艦(艦艇):やえやま型 (MSO"YAEYAMA"Class)

 

こちらは海上自衛隊の司令部の建物。

 

お仕事中の海自のボートとすれ違った。乗っている船の他はすべて軍事施設で静かな緊張感が漂っていた。

クルーズ船に乗るときには何の検査もなかったことが逆に気になった。

 

かつては地続きだった半島が明治22年に開削されて、長浦港と横須賀本港とを連絡する水路になった。左は「吾妻島」になった。何かが貯蔵されているが秘密なのだそう。

 

 水路沿いの斜面は華やかな雰囲気。

 

水路を抜けると海自の艦船が並んでいた。

左の船は特務艇「はしだて」 要人の応接にも使われるそう。

海上自衛隊:ギャラリー:特務艇(艦艇):はしだて型 (ASY"HASHIDATE"Class)

 

こちらは補給艇「ときわ」

 

海上で給油活動を行う。満タンまで数時間かかるので普通は航行しながら給油するのだそう。新しい法律の施行で出番が増えるのでは。

海上自衛隊:ギャラリー:補給艦(艦艇):とわだ型 (AOE"TOWADA"Class)

 

左から試験艦「あすか」 護衛艦「やまゆき」 護衛艦「はたかぜ」

海上自衛隊:ギャラリー:試験艦(艦艇):あすか型 (ASE"ASUKA"Class)

海上自衛隊:ギャラリー:護衛艦(艦艇):はつゆき型 (DD"HATSUYUKI"Class)

海上自衛隊:ギャラリー:護衛艦(艦艇):はたかぜ型 (DDG"HATAKAZE"Class)

 

試験艦の役割は新たな装備が開発されるたびに、まず艤装してテストされるのだそうだ。

 

護衛艦「おおなみ」「やまぎり」

開口しているのはヘリコプターの格納庫。

海上自衛隊:ギャラリー:護衛艦(艦艇):たかなみ型 (DD"TAKANAMI"Class)

海上自衛隊:ギャラリー:護衛艦(艦艇):あさぎり型 (DD"ASAGIRI"Class)

 

護衛艦「むらさめ」

海上自衛隊:ギャラリー:護衛艦(艦艇):むらさめ型 (DD"MURASAME"Class)

 

艦名が平仮名である理由はネット上には「親しみやすさ」「傍受のしやすさ」「視認性」「旧軍イメージの払拭」などいろいろあるが、公式見解は見当たらなかった。

 

仲良く並んだ潜水艦。潜水艦は海自のものも米海軍基地側に停泊していた。

全長は80m以上ある。一艘500億円との解説があった。

 

海側からのヴェルニー公園。

 

以上で45分はあっという間に終了した。すでに次の回の列が出来ていた。

つづく。