前回のつづきの8/10
・黒曜石体験ミュージアム 入館料は一般300円。
入口から振り返っての風景。左の白い建物は、明治大学黒曜石研究センター。
館内では採掘跡の移設展示や採掘方法を現したジオラマ、全国に流通した経路や石器作りの実際について、わかりやすく示されている。
黒曜石は、金属器が無かった時代にナイフや槍先として使う貴重な素材で、日本に数ヶ所しかない黒曜石の採掘場所からは驚くほど広い範囲で”流通”していた。
鷹山では87万年前の噴火で黒耀石が出来て、麓には旧石器時代からの”工房”跡が見られ、峠の付近では縄文時代に黒耀石を掘り出した鉱山のような大規模な遺跡が残っている。「星糞峠」という名は、黒曜石の破片が地表に残って星のように輝いていることによるものだそう。
黒曜石を「採掘」している様子。地表を少し掘り下げたところに黒曜石の(礫の)層があった。
ミュージアムにはさまざまな体験メニューもある。
http://www.hoshikuso.jp/workshop/
黒曜石で矢じり体験をしてみた(300円) 鹿の骨をつかって形を整える。
・館内見学後は、実際に星糞峠へ「ハイキング」
熊除けの門が入り口。借りた鈴を鳴らしながら登る。
核心部に着いた。
地表が浅いクレーターのようになっている場所が採掘坑。
地面が黒曜石のかけら(星糞)でキラキラ光っている。
戻って弓矢の体験もした。