墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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NHK歴史秘話ヒストリア「謎の古代王最後の戦い 日本のポンペイから探る」

一昨日金曜日の番組で、群馬県の金井東裏遺跡から出土した「鎧を着た武人」が取り上げられていました。

2012年11月に道路工事の際に発見された古墳時代の武人で、榛名山噴火の火砕流に遭って鎧を装着したまま埋まっていたものです。

www.nhk.or.jp

 

火砕流のCGが繰り返しが少し多く感じられたものの、武人は何をしていたのかが3説紹介されていたりして充実の内容でした。

 

骨の成分から武人と、すぐそばで発掘された妻と思われる成人女性は伊那谷出身であったことも取り上げられていましたが、2年前に下記のシンポジウムでその話を伺って感銘を受けたことを思い出しました。

massneko.hatenablog.com

 

伊那谷は、まだ未探訪ですが古墳の密集地帯でもあります。5世紀中頃から馬の生産が始まって、その後に毛野の国・今の群馬へ広まって行った様子が、番組でも言及されていました。

そして、鎧を着た武人は移った先の国で「王」となっていたと考えられることも。

 

3年前に聴講した講演でも、地形や道、地名の話もあって印象に残っています。

massneko.hatenablog.com

 

番組で「王」の墓とも取り上げられていた保渡田古墳は、4年前にブログを始めた頃(古墳を訪ね始めた頃)に行って感動した、素晴らしい場所です。

massneko.hatenablog.com

2月10日(金)の16:05から再放送があるので、ぜひ。

井上あさひさんの番組ブログもあります。

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