墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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風返浅間山古墳(風返古墳群) 茨城県かすみがうら市宍倉

風返浅間山(かざかえしせんげんやま)古墳は、前回の風返稲荷山古墳の250mほど北にあった。

 

グーグルマップの道幅がかなり細くなるので、近くに車を停めて歩いていくと、道路脇に案内板があった。

 

「浅間山古墳」とシンプルな看板。

 

後ろの竹林をよくみると墳丘があった。

 

 

竹林の中に解説板も。

市指定文化財 風返浅間山古墳 一基
所在地 かすみがうら市穴倉(ししくら)字風返995
指定 昭和49年3月22日
円墳 直径約40m・高さ約6m
穴倉風返集落の西台地上、石岡市方面に通じる道路側に位置する円墳で、規模はしない有数、墳形も周濠も竹林の中によく保存されています。
7世紀頃築いたものと推定されています。近くに円墳の羽黒山古墳、山ノ神古墳、藤塚古墳があります。
かすみがうら市教育委員会

 

下草がないので入っていけた。

 

 直径も高さも結構な規模。

 

竹の葉に埋まる切株に気を付けながら、斜面を上がらせていただいた。

 

墳頂には祠の跡が。

 

竹林の中の円墳なので、墳頂から四方を見渡しても同じような眺めになる。

 

解説板に書かれていた別の古墳が気になったので、さらに進んでみる。(左が風返浅間山古墳の竹林)

 

すぐにビニールハウスの並ぶ農地に出た。

 

右を見ると木立の裾に看板が。

 

羽黒山古墳と記されていた。入れそうにないので遠目から。

 

道の左手にも墳丘らしき高まりが。看板はなかったが、上に祠があった。

 

ふっき~さんのブログで「井関・風返古墳群5号墳(風返藤塚古墳?)」と知りました。

https://ameblo.jp/fookky/entry-12413680101.html

 

 

そこから南側の眺め。緩い谷戸になって下って行く地形。

あたり一帯は霞ヶ浦に突き出した標高20m程の台地上だが、川跡がグーグルアースでもわかる「樹枝状台地」になっている。

 

その左手に、風返浅間山古墳の木立。

 

戻っていくと、来るときには気付かなかった土盛りが。

 

「山ノ神古墳」との看板も!

 

この後、風返浅間山古墳の200mほど北にある、風返大日山古墳を目指した。

グーグルマップに導かれて、一旦車に戻って台地下へ。穏やかな霞ケ浦の水面が見えた。

 

道が非常に細くなっていくので途中に停めて徒歩で進む。

 

道の左右に廃材が置かれた先は個人宅のようだった。行ける雰囲気ではなかったので引き返した。

 

一般道に戻って、さきほど訪ねたあたりを振り返る。中央の丘上におそらく風返大日山の墳丘がある。

 

台地を降りずに風返浅間山の先からのアプローチをすればよかったと反省。かすみがうら市のサイトにある写真も台地上側からのものでした。

https://www.city.kasumigaura.lg.jp/page/page003315.html

 

どなたか行かれた方はと検索していたら、先達の、あんけんさんが探訪されておられました。参考にさせていただき、いつか再トライしたいと思います。

https://ankenna.blog.fc2.com/blog-entry-202.html

 

上記の写真をズーム。

見ていたら、先程自分が歩いていた道に放し飼いの中型犬が二匹!

正月早々遭遇せずに済んだことに心底安堵しました。