墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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宝塚古墳 広島県福山市駅家町

宝塚古墳は、前回の大迫古墳から1.2㎞ほど南の、平地に近い谷戸のさらに枝の谷にある。

 

北からの丘の縁辺で、周囲は墓地。

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上記の奥を左に入ったところの案内板。

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そのすぐ先に、大きな天井石が露出。

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その説明板。

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宝塚古墳
福山市駅家町大字新山
宝塚古墳(県遺跡台帳では「小山田東第8号古墳」)は、直径約15m、高さ3mの円墳です。南側に横穴式石室の入口が見えています。
遺体を納める部分(玄室)は、側壁に大きな石を3~4段積み重ねていて、長さが約5.5m、幅2.3m、高さは2.3mあります。通路である羨道は長さが1.9m以上、幅1.4m以上で、この地域では比較的大きな石室です。
出土遺物としては、鉄刀・馬具・須恵器などが伝えられています。これらの年代から、この古墳は6世紀後半の時代に造られたと考えられます。
平成19年(2007)3月 ふくやまの魅力づくり事業
福山市教育委員会 備陽史探訪の会

 

回り込むと開口部が!

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手をついて入室すると、高さが2.3mもある広さ。(スマホ広角で)

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奥壁の石組。

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フラッシュで。石のバランスにセンスを感じました。

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この斜めのライン、それに合わせた石の配置!

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奥壁を背にして。

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フラッシュで。

側壁も見事です。

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スマホ広角で。

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開口部の前から南側の墓地方向を。

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大迫古墳 広島県福山市駅家町

前回の北塚古墳と同じ谷戸の700m程南西に立地するのは大迫古墳。

 

ピンの立つ場所の様子。どこですか?

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民家の石垣に組み込まれていました。

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広島県史跡の説明板。

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広島県史跡 大迫古墳
福山市駅家町新山
昭和23年(1948)9月17日指定
服部大池北側の東にのびる丘陵に築造された後期古墳で大迫金環塚とも呼ばれています。墳丘は削平されているため明確にすることができません。内部主体は加工した巨大な花崗岩を使用した、南に開口する両袖式横穴式石室です。
県内屈指の巨大石室墳(二子塚古墳、御年代古墳、梅木平古墳等)の一つです。
玄室は長さ約5.7m、幅2.5m、高さ2.7m、羨道は長さ6m、幅1.9m、高さ2.1mあります。
出土遺物としては、須恵器高杯が2点、金環が1点確認されています。
福山市教育委員会

 

余裕で立って入れる羨道です。

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玄室の高さ2.7m。

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見事な奥壁の一枚岩。

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奥壁に向かって左側壁。

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右側壁。

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奥壁を背にしてフラッシュで。

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額田大玉さんが気にされていた楣石の三角跡。元の石を加工したものでは無い様子です。

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羨道部で開口部を。

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中にいるのが心地よく感じられる”部屋”でした。

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