墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」の感想

今週のお題「今年見に行ってよかったもの」

 

今年は自分にとって、いい映画の当たり年でした。

(泣いてばかりでありましたが・・・)

 中でも今日見た「黄金のアデーレ 名画の帰還」はベストであるように思います。

 

原題は「Woman in Gold」

クリムトが1907年に描いた「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ」を巡るストーリー。画像はアデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I - Wikipediaより。

 

 「接吻」とともに有名な絵画ですが、映画にはこの絵のモデルの「アデーレ」の家族・絵を所有していたユダヤ人ファミリーの物語が描かれています。

アメリカに亡命した姪のマリア・アルトマン(1916~2011)が主役で、21世紀を迎えようとしていた「今」の時代に、ナチスによって奪われたこの作品の返還をオーストリア政府に求めていくというストーリーです。

が、おそらくそれ以上の前情報は目にしないほうが楽しめると思います。

 

また、期待値を上げすぎるとがっかりする場合もあるので、へんな話ですが「あまり期待せずに」行かれるのかよいかと思います。

といいながらですが、おすすめの一本です。

 

こちらも映画を見てからの方が・・・

 

・蛇足

映像を見ていて、昔、大学3年が終わる頃にヨーロッパ一人旅をしたときにウィーンのベルヴェデーレ宮殿の美術館で実物を見た(はずの)思い出がよみがえりました。

 

またこれも大学生だったころに新宿のシネマスクエアとうきゅうで見た下記の映画(クリムトやエゴン・シーレの絵がキース・ジャレットの音楽で登場するという冒頭シーンがあった)も思い出しました。

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