墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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靖国神社 開花前の桜

前回のつづき。

昭和館から九段坂を上って、田安門から北の丸公園・武道館に向かおうとしたところ、靖国神社への歩道橋の上り口の横に灯台のようなものがあった。

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現地で説明板は見つからなかったが、千代田区のサイトに解説があり、もとは靖国神社の燈籠と知った。

高燈篭(常燈明台)

靖国神社正面の常夜灯として明治4年(1871)に建設されました。靖国神社(当時は東京招魂社)に祭られた霊のために建てられたといわれています。

正式には高燈篭といいますが、常燈明台ともいわれています。

当時、九段坂の上からは、遠く筑波山や房州の山々まで見渡すことができ、品川沖を行きかう船にとっては大変良い目印として灯台の役目も果たしました。

当初は靖国通りをはさんで反対側に建てられていましたが、道路の改修に伴い昭和5年(1930)に現在地に移転しました。

 

歩道橋の上から。よく見ると見事な石が使われている。

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同歩道橋の上から九段坂、西方向。右が靖国神社。

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東側、坂下の方向。正面右が昭和館。その右に九段会館。

かつては筑波山に東京湾、対岸の房総半島が見えたはず。

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ちなみに九段坂(九段の町名)は、江戸時代この丘の傾斜に9層の石段と「九段屋敷」という幕府の御用屋敷が造られたことに由来するそうだ。九段 - Wikipedia

 

歩道橋を渡って靖国神社へ向かった。歩道橋下の入口辺りからは鳥居しか見えない。

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大鳥居から続く参道。途中に銅像が立つ。

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大村益次郎の銅像。立派な眉をズームで知った。

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Wikipediaによれば上野の西郷像、二重橋近くの楠木像と並ぶ「東京三大銅像」のひとつとある。

東京三大銅像 - Wikipedia

 

調べていたら、こんな興味深いサイトもありました。

歴史群像―学研デジタル歴史館-「TOKYO銅像マップ」

 

途中の道路を越えると青銅大鳥居。Wikipediaによれば1887年(明治20年)の建立で、大阪砲兵工廠で鋳造。現存の靖国神社の全4基の鳥居の内では最も古く、青銅製の鳥居としては日本一の規模

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 敷地は93,356㎡、9.3ha。

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青銅鳥居の先の、巨大な神門。

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高さ6m、切妻造銅板葺の檜造り。設計は築地本願寺も手がけた伊東忠太で、1934年(昭和9年)九段会館と同じ年に完成。

 

神門の先は桜の園があった。ひとつだけ咲き始めた木があった。

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気の早いソメイヨシノ。そこだけ人の輪があった。

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寄進者の札が掛かった桜が林立するが、今は静かな境内。

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そして、毎年テレビに出る”著名木”も。

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下の写真の正面、能舞台の右側の「こも」が巻かれているのが「標本木」

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拝殿に向かって右手、遊就館の前では記念撮影の一団。

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拝殿は1901年(明治34年)の竣工。

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参拝後は「靖国神社南門」から出て、信号を渡り桜の並木道へ入った。ここはトンネルになりそう。

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この付近は、通りの左右に大妻女子大学。道にちょっとした高低差がある。

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3/28(土)には「大妻さくらフェスティバル」が開催されるそうだ。

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本館の南側では大規模な工事中。

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大妻女子大の体育館建替とあった。地上7階、地下2階、塔屋1。

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上記体育館から東に入ったところ。十字路の真ん中が微妙に最も低いスリバチ交差点だった。

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上記の交差点も、俯瞰で見ると東南側に低くなる。

その先には千鳥が淵交差点。

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水に浮くような首都高。

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千鳥が淵から半蔵門までの「ダム」

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交番の隣では黄色の花が咲き誇っていた。

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おまわりさんに花の名前を聞いてみたが判らず。 

こちらの方のブログで「サンシュユ:山茱萸」と知った。
Wikipediaよれば「ミズキ目ミズキ科の落葉小高木。ハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミとも呼ばれる。季語は春」

 

交番の斜向かいには英国大使館があった。

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 つづく。