前回のつづき。
翌朝8月6日の朝、小屋前のテラスからの眺め。右下に露天風呂があるが標高は2100mになる。
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午前6時に下山開始。10分ほど歩くと”小雪渓”に至る。
アイゼンを装着して慎重に歩いたが、雪面が硬くなかなか怖かった。滑ったら下まで行ってしまうので生還は難しい。
渡りきって振り返ったところ。一旦アイゼンを外したが、この後にも雪渓は3ヶ所ほどあって再度のつけはずしがあった。
麓の方向の雲が切れてきた。
ズームすると家並みも見えた。
途中の湿地にフキノトウ。
「小日向のコル」までは谷を回りこむように鑓沢、崩沢、落石沢、杓子沢と、狭くて傾いた細道や雪渓を渡り歩く。
慎重にしながらも足早に通過。
左上の雪渓の下部に白馬鑓温泉小屋が小さく写っている。そこから斜面を横切るように歩いてきた。
杓子沢の遠望。中央やや下に登山道が見える。
その少し左をズームすると、通過中のパーティの姿があった。
「小日向のコル」の少し手前で、八方スキー場とリフトが見えた。
高山植物の多い登山道だったが、終盤になって愛でる余裕が生れた。
こちらはオオバギボウシ。
きれいなピンクはシモツケソウ。
最後はブナ林の中を。
行きに通った林道に出たのは10:40。
林道を10分ほど下って猿倉に到着。5時間弱の歩きだった。
予約していたタクシーに分乗して八方駐車場へ。
地元の温泉で汗を流して松本へ。駅前のそば店で無事を祝してから帰途についた。
「あずさ」の車中、小淵沢付近で虹が見えた。
よく見ると、虹の左下は山裾の手前側に続いていた。