墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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聖路加タワー界隈 東京都中央区銀座・築地・明石町

4月の初め、 聖路加タワーの展望レストランにて集まりがあって参加。

銀座の方から歩き始めたら、歌舞伎座の近く、昭和通り沿いの「日東コーナー」に張り紙が。

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ビル老朽化により3月23日で営業終了、銀座1丁目に移転とのこと。かなり前に来たことがあったが、クラシックな内装に”銀座”を感じた記憶が残っている。

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新大橋通りを築地3丁目の信号で渡ると、今度は銅板壁の建築にも張り紙が。

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4月16日から工事が始まって5月には無くなってしまう。

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戸袋の意匠は4種類? 

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新築当初は金色に輝いていたのだろうか。

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景観遺産とも呼べそうな建物だが、移築も難しいのだろう。とても残念。

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その先の聖路加国際大学の塔屋。

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真正面は木が繁っていて建物全貌を撮るのは難しかった。

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正面の庭の一隅にモダンな建物が。 

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説明板があった。

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聖路加国際病院トイスラー記念館
所在地:中央区明石町10番
昭和8年、トイスラー記念館は隅田川畔の明石町19番地に聖路加国際病院の宣教師館として建設されました。
設計者は米国人建築家のJ.V.W.バーガミニィで、施工は清水組(現在の清水建設株式会社)が行いました。建物の躯体は、昭和初期の住宅建築には珍しい鉄筋コンクリート造一部木造の二階建てで、ヨーロッパの山荘を思わせる重厚な風格のある建物でした。
平成元年に解体工事が行われ、平成10年2月に現在地へと移築復元されました。復元にあたり、創建当時の施工技術や構造上の特徴を精密に記録し、再利用可能な部材を出来る限り用いています。
外観は、外部に柱や梁を表現したハーフティンバー風の意匠です。室内はチューダー・ゴシック風のデザインで、玄関ホールやリビングなどに重厚な木の内装がみられます。
この建物は、聖路加国際病院の歴史を物語るとともに、築地居留地時代から引き継がれてきた明石町の歴史の一端を伝える貴重な文化財です。
平成18年3月 中央区教育委員会

 

傍らには、聖路加病院の創設者であるトイスラー医師のレリーフもあった。

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屋根の傾斜が変化するところが面白い。 

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本館の塔屋の下には礼拝堂があってコンサートが行われることもあるようだ。

http://www.nskk.org/tokyo/church/luke/concert/index.php

大きな改築を受けているが、こちらも昭和8年(1933)の竣工。この病院があることにより周囲の町は東京大空襲の爆撃を免れたとのことだが、それだけ精密に絨毯爆撃をしていたという証左にもなる。

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聖路加国際病院と道を隔てた南側に中央区役所の支所があるが、その最上階に「タイムドーム明石」という郷土天文館(資料館とプラネタリウムが併設)があることに気づいた。月曜休館だが平日は19時まで(入館は18時半迄)開館。

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館内は撮影禁止だったが公式サイトで様子がわかる。日本橋市場のジオラマなど面白い展示が多かった。 

http://www.city.chuo.lg.jp/bunka/timedomeakashi/josetsu.html

一般100円。プラネタリウムは300円。

 

ちなみに、そのサイトには中央区近代建築物調査という貴重な労作がアップされていた。

http://www.city.chuo.lg.jp/bunka/timedomeakashi/kindai_kentikubutu_tyousa/index.html

 

そこを見ていると、なんと当エントリの3枚目からの写真の看板建築は「須田商店・中川家」で、「角地型の銅板貼り看板建築の代表例」であり、非常に保存状態のよい外壁には細部に銅板による凝った意匠がみられる等と記されていた。

http://www.city.chuo.lg.jp/bunka/timedomeakashi/kindai_kentikubutu_tyousa/kindai17.html

 

その先が聖路加タワー(聖路加ガーデン)

38階のブリッジは地震でビル間がある程度延びても対応できるようになっている(3.11でも耐えた。が想像すると怖い)

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その47階にLUKEというレストランがあり、オープンエアのテラスに出ることができる。

https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13011221/

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北側のテラスから北西方向。

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東京駅付近の高層ビル群をズーム。

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北西方向の眼下に隅田川。 

テラスの周囲が堀のようになっていて、その先に低い位置に柵があるので眺めがいい。

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春霞の東京スカイツリー。

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佃島(大川端)リバーシティのマンション群はタワマンの草分け。

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南側のテラスは結婚式仕様になっていた。

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手を伸ばして柵の上から南西方向。

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南東方向は月島・晴海で、その奥に豊洲・有明・お台場。

右下は切れてしまったが勝鬨橋。

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浦安の桜 @若潮公園・境川 千葉県浦安市美浜

2018年の桜シーズンは天気が穏やかに安定していて 、長く楽しませていただきました。桜シリーズのほぼ最終回は地元浦安から。3月末日の日暮れ時。

 

新浦安駅から徒歩5分ほどにある若潮公園。

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広場の中央に、円墳のようなマウントがあります。

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西側から、東方向。

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たまたま4年前の6月も、ほぼ同じ位置で撮っていました。

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http://massneko.hatenablog.com/entry/2014/06/15/070000 

 

マウント頂上から。中央左の白い建物は昨年竣工した浦安音楽ホール。

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南方向。

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西方向。広場は桜で囲まれています。

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桜の下にはベンチとテーブルも。

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公園西側の通りの桜並木。

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その通りは境川に沿っています。

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橋の中央から下流方向。

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対岸からの桜並木。

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一応パノラマでも。

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こちら岸の土手上から見た桜。

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浦安市役所前の一本。ダイナミックに捩れていました。

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境川西側のバス通り。

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結局、桜は「ホーム」で見るのが一番のような気がしてきました。

学校の桜もそうですが日本に数多く植わっている桜は、地元愛の醸成に大きく寄与しているのではないでしょうか。

 

今週のお題「お花見」