前回の葉佐池古墳を見て、さて空港へ、と思っていましたが、改めてマップを見て松山市考古館があることに気づき、空港へのルートでもあったので寄りました。
松山総合公園の中にあり、広い公園内には朝日谷2号墳や客谷古墳群も!
回っていると飛行機が出てしまうので速足で展示室を(すみません!)
入ってすぐには古代の堰の展示。
松山市南江戸町の古照遺跡のもので、古墳時代前期に機能した農業灌漑用の堰だそうです。
弥生時代の銅剣とその分布。
分銅形土製品の分布の特徴。瀬戸内海沿岸や山陰地方で多く出土顔の描かれた小型の土版で、赤い顔料がつけられることから祈りの道具と考えられているそうです。
公益財団法人松山市文化・スポーツ振興財団 松山市考古館|展示室案内|常設展示室|道後城北の弥生社会
古墳時代のコーナー、充実していました。
埴輪列の展示も(手前側~船ヶ谷向山古墳)!
播磨天神塚古墳の円筒埴輪。
鶴ヶ峠古墳の円筒埴輪。
ケース内は客谷古墳群の出土品。考古館のすぐ近くの古墳です。
充実の、葉佐池古墳コーナー。
葉佐池古墳の模型。
1号石室を(模型で)横から。
なんと2号石室の実物大レプリカがありました。 石室長5.1m、幅2.3m、高さ2.4m。
入れます。奥壁方向。
羨道側には閉塞石も。
出土品の見事な須恵器。
各石室の解説や、復元された木棺も展示されていました。
機会を見つけて再訪して、じっくり鑑賞したいと思います。
マップを見ていたら、北1㎞ほどに愛媛県埋蔵文化財センターもありました。
上記サイトに、愛媛県生涯学習センター(大下田古墳群の近く)で「伊予の前期古墳」がもうすぐ開催されるとの案内が。
2023年5月27日(土)~7月9日(日)
魅力的な歴史講座も。近所だったら通いたい…
※申込期間:5月10日(水)~
■第1回:5月28日(日) 13:30~15:30 定員80名
「西四国および西部瀬戸内の前期古墳」山内 英樹 (松山市役所)
■第2回:6月4日(日) 13:30~15:30 定員80名
「西予市笠置峠古墳と小森古墳の発掘調査成果」兒玉 洋志 (西予市教育委員会)
■第3回:6月18日(日) 13:30~15:30 定員80名
「伊予の初期前方後円墳展開とその視点」下條 信行 (愛媛大学名誉教授)
今回も充実の墳行でした。訪問日2023年4月8日~9日