墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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宇和文化の里 開明学校・歴史民俗資料館 愛媛県西予市宇和町卯之町

前回のつづきの、卯之町です。

 

今は歴史民俗資料館となっている開明学校。

 

明治15年(1882)に町民の寄付で建築された擬洋風の小学校校舎。松本の「旧開智学校」(明治9年竣工)とは姉妹館だそう。

開明学校/西予市

 

アーチ窓など一見洋風ですが、瓦屋根や深い軒、蔵のような漆喰壁など和風要素が見られます。

 

2階建ての1階部分。

明治初期の掛図をはじめ昭和初期にかけての教育関連資料が展示されています。

 

2階への階段の狭い方。

 

2階には教室の様子がそのままに。

 

席について教壇を。

 

振り返った窓から。

 

左の第二校舎は、2階が考古資料展示館。

 

階段を上がると、展示室そのものが「昭和の空気のパッケージとしての博物館」

 

展示品も貴重な出土品が沢山!

 

安楽寺裏山古墳からの方格鳳文鏡や長作森古墳からの内行花文鏡、その他、武具や馬具など。

 

大きな古墳分布図には、初めて知る古墳がいくつも。

 

直前に訪ねた小森古墳の立体模型。

 

河内奥ナルタキ古墳出土の須恵器。

 

樫木駄馬古墳からの出土品。

 

消えそうな写真ですが立派な石室。これを見て、予定には入れていなかった樫木駄馬古墳へも訪ねてみることにしました。

 

河内奥ナルタキ古墳からは盃状穴板石も。

「死後、早くにこの世に生まれてくるようにと願った新王遺物として知られている」そうです。

宇和町だけで160基の古墳があるとのこと。


整備直後の笠置峠古墳の写真もありました。地元の方々から大切に守られている様子が伝わってきました。