前回の笠置峠古墳を堪能した後、同じ山中にある東大谷(ひがしおおたに)古墳へ向かいました。
林道を降りていくと、東大谷古墳方向への分岐がありました。写真は上り側からで、左が東大谷古墳。
徒歩路は右の谷斜面を通っているので、東大谷古墳へ行くためには林道を通る必要があります。
こちらの道は、軽でも難しい感じでした(転回困難)
グーグルマップに頼って進みましたが、最後の最後で迷うことに。(電波が弱いせいか、ピンの位置にいるはずなのに、実際は数十メートルのずれ)
周囲に表示板は無く、同じような斜面が広がるばかりで一旦は諦めました。
が、林道の下(南)側に段差が見えて。
この、左に先端が赤い杭が見えているところの右(南)側です。
回り込むと開口部がありました。
中は見事な石室!
床一面に敷かれた平石。
奥壁を背にして。
開口部から南側の眺め。木々が無ければ、宇和盆地が広がっているのでしょう。
西予市のサイトによれば東大谷(ひがしおおたに)古墳は、平成20年の発掘調査で1辺約8mの方墳と確認されたそう(方墳は南予で初例)
石室は全長5.52m、玄室長3.05m、玄室幅1.7~1.88m、玄室高0.97~1.49m、羨道長2.47m、羨道幅0.87~1.18mで、地元産のチャート塊石を持ち送りに積む。築造時期は概ね7世紀代と考えられているとのこと。
ルートの途中で聞こえた、カエルの合唱を録音しました。
帰路、地中池のそばまで降りて、行きには目に入らなかった八重桜を。