墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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霧島神宮 鹿児島県霧島市霧島田口

霧島温泉に泊まった翌日は霧島神宮に参拝。

車で15分ほどの距離があります。

 

駐車場から参道の階段を登った先、森の中の荘厳な境内です。

 

拝殿前広場には樹齢800年とされる杉の御神木。


建物群は国宝です。

国宝 霧島神宮 本殿・幣殿・拝殿 附 棟札2枚
霧島神宮の社殿は、溶岩の流れた境内の傾斜地に階段状に配置され、勅使殿から登廊下を介して段差をつけながら、拝殿、幣殿、本殿へと至る高みに昇る。
すなわち、勅使殿から本殿を見上げれば、社伝の屋根が前後に重なる荘厳の景観をなし、そのまま背後にある高千穂峰を仰ぎみる。
この高低差の表現は、内部にあっても顕著にあらわれる。特に拝殿から本殿に向かっては、急こう配の階段で段差を付け、本殿の向拝を、身舎から位置、高さとも距離をとって独立した形象として扱い、天井高を変えて手挟、海老虹梁で繋ぐなど、躍動感にあふれた構成をもつ。
また本殿の規模は大きく、内陣周囲や向拝を密度の高い彫刻や彩色で埋め尽くす。
幣殿、拝殿も同様で、いずれの建物も要所を丸彫彫刻や絵画で装飾し、極彩色、漆塗、朱塗で仕上げる豪華な仕様をもつ。これは、近世において発達した建築装飾技術の集大成のひとつとして評価できる。
わけてもみどころは、本殿向拝の龍の彫刻が巻き付いた龍柱である。空間的にも社殿の要の位置にある龍柱は、左右で阿吽の形をとり、大振りで、豪快かつ屈指の流麗さを誇る。龍柱は、東アジアにおいて分布し、わが国では鹿児島藩によって造営された社殿を中心に伝わるが、霧島神宮の龍柱は、最古かつ最良の遺構となっている。

 

令和4年に国宝指定。

祝 国宝指定 本殿 幣殿 拝殿 – 霧島神宮

 

拝殿脇から覗いた本殿方向。

 

拝殿の左手側から、山神社へ向かう参道があったので行ってみました。

九州自然歩道と一部重なっています。

 

林道をしばらく登っていくと、神々しい鳥居が。


こちらが山神社の祠。

古墳の香りがそこはかとなく…

 

見上げた杉の葉の天井。

鹿児島空港までは車で40分ほどでした。