墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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比叡山延暦寺 滋賀県大津市坂本本町

前回の、京都大学総合博物館を見た後は、出町柳駅に戻って叡山電鉄からケーブルカー、ロープウェイと乗り継いで比叡山頂へ、と計画していたのですが冬期運休中で、運行は3月18日からとのこと。

東京の高尾山的な先入観がありました…

 

前日に乗ったタクシーの運転手さんが、京都の人はケーブルは使わずに車かタクシーで行くのが普通、と言っていたことを思い出しましたが、まさか運休とは。

出町柳駅の方にタクシーについてうかがうと、有料道路も通るので結構料金がかさむとのこと。あきらめかけてから、近くのトヨタレンタカーに電話するとたまたま借りることができ、比叡山参拝が叶いました。

 

山中越えを上って、途中から尾根上の比叡山ドライブウェイを北上します。

 

比叡山の標高は848mと、600m弱の高尾山より250m程高く、この時期ちらほら雪も残っていました。(寒かったです)

 

ドライブウェイの途中で見えた琵琶湖南岸の大津市街。

 

伽藍は荘厳でした。こちらは東塔。

 

こちらは大講堂。山の上の高低差がある場所に建物群が展開します。

 

根本中堂(国宝)は大改修の最中。

 

覆い屋の中で、大改修の様子も見学できます。

 

仮説ステージからは、回廊の屋根を上から視点で。

 

檜皮を丁寧に葺いています。


本堂の中では「不滅の法灯」を拝めます。
堂内の内陣は参拝者が入れる位置より3mほど低く、参拝者は読経、修法する僧侶を見下ろす形になります。

参詣者と本尊・不滅の法灯との高さが同じという珍しい構造は、天台造または中堂造と呼ばれ、天台仏堂の特色を示すそうです(Wikepediaより)

 

同じ東塔エリアにある国宝殿では、仏像・仏画・書跡なども見学できました。

 

ブラタモリでも紹介された重要文化財の「にない堂」は少し北の「西塔エリア」にあります。

 

釈迦堂側から見上げた「にない堂」

法華堂と常行堂が渡り廊下でつながっており、この渡り廊下を天秤棒のようにして二堂をかついだのが延暦寺の僧だった弁慶(との伝説)

 

西塔エリアから、ちょっと先の比叡山峰道レストランがある展望台までドライブしました。琵琶湖の琵琶湖大橋から南の部分が良く見えました。

中央からやや左のぴょこんは、近江富士の三上山ですね。

そうするとその左の尾根が雪野山古墳があるあたりか。