墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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念南寺古墳 宮城県加美郡色麻町四竈官林

初見では読めそうにない、念南寺(ねやじ)古墳は鳴瀬川の右岸、大崎平野に南側から突き出した丘陵先端の立地。

 

県道156号沿いに立つ、入口看板。

 

最初は舗装路です。

 

途中から未舗装路に。「これより300m先 駐車場有り」の看板が心強い!

 

最後は林道になります。

 

古墳前が終点。見学のために整備されたのでしょうか。ありがたい。

 

やってきた方向を。

 

駐車場脇の説明板。墳長54mの前方後円墳です。

念南寺(ねやじ)古墳群
宮城県指定史跡 平成4年10月27日指定
念南寺古墳は、今から1500年前の古墳時代中期の豪族の墳墓で、大崎平野西部を一望できる鳴瀬川南岸の丘陵上に築かれています。全長54mの前方後円墳で、後円部は直径37m・高さ7m、前方部は長さ17m・高さ2m、周囲に幅約8mの濠が巡っており、周辺からは家・人物・馬などを象った埴輪の破片が出土しています。
また、念南寺古墳の周辺には直径10m、高さ3m前後の円墳が22基発見されています。
これらは念南寺古墳に葬られた豪族に従った親族や重臣の墳墓と考えられます。

 

駐車場脇のこちらもおそらく円墳でしょう。

 

森の中に入ってすぐに左、目の前に、中央がえぐれた前方部が。


後円部へ向かいます。

 

後円部に向かって左側。周濠もしっかりと。

 

墳頂は木々がなく広々。中央に高まりがあります。

 

平成9年の発掘調査で、家形石棺が出ているそう。

指定文化財〈県指定史跡〉念南寺古墳群 - 宮城県公式ウェブサイト

 

色麻町のサイトにも解説が。

色麻のれきし/色麻町

 

上記には「平らな部分の真ん中からは、石でできた棺おけが見つかりました」とありました。


後円部の縁から、低くのっぺりした前方部を。


周囲は密な杉林。

 

動画でも。不気味なほど静かでした。


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