墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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伊都国歴史博物館 福岡県糸島市井原

福岡市の今宿古墳群の見学後は糸島市へ移動。最初に伊都国歴史博物館へ向かいました。

 

最初にグーグルマップで誘導されたのは旧館側。


その裏側が現在の博物館でした。大きな建物でびっくり。

 

入口前に描かれた地図。ここから韓国南岸は、ここから広島ぐらいの距離感覚ですね。

 

この時は令和4年度秋期特別展「伊都国王誕生」展が開催中でした。

 

この企画展のタイミングは、伊都国王の墓・三雲南小路王墓が初めて発見された文政5年(1822)から「200年目の節目」でもありました。

伊都国歴史博物館秋季特別展「三雲南小路王墓発見200年記念『伊都国王誕生』」 - 糸島市

 

2階、3階に展示室がありますが、企画展と常設展との境目がわからずに、大量の展示を前にあたふた(うろうろ)していました。

 

”生々しい”木製品。

全体をしっかり見ると一日かかりそうでした(言い訳…)

 

常設展の目玉は、平原方形周溝墓(平原遺跡1号墓)の出土品。

 

展示室中央には、伊都国の王墓とされる弥生時代後期の平原遺跡1号墓の主体部レプリカ。

 

出土品は2006年に国宝指定。銅鏡40面分には内行花文鏡7面分があり、うち5面分は径46.5㎝もある大型鏡。

 

鏡は、弥生時代にすでにピークを迎えていたのですね。

 

ガラス製勾玉や瑪瑙製管玉は、現代の宝飾品としても通用しそう。

 

こちらは三雲南小路王墓の甕棺で高さ1.2mほど。これを製作するには、後の古墳時代の埴輪づくりよりも高度な技術が必要だったのではと感じました(量産物ではないですが)

 

糸島地方主要古墳・墳墓編年表。


4階にあがると、南側が見渡せる休憩所が。

 

旧館側にも展示がありますが、古代人がとけこんでいてぎょっとしました。