出雲墳行の3日目の朝。
松江市街に泊まって、大橋川沿いで見た朝日、午前6:20頃。
せっかくなので松江城の姿を拝もうと、お濠の縁へ。
木々の間から、ちらりと天守閣。現存12天守の国宝です。
拝観時間が8時半から。
市街地からの遠望。
宍道湖沿いの国道9号からの眺め。
このあと玉造温泉にある古墳を訪ねました。
温泉街の西側、出雲玉造史跡公園から少し上がったところ。
上記の表示板から登った先に説明板が見えています。
ロープで囲まれた中に石棺が。
徳連場(とくれんば)古墳は5世紀代の円墳。玉造りに関わった被葬者か。
徳連場古墳
昭和指定史跡 昭和8年2月28日指定
直径約8m、高さ約1.5mの円墳。中央部に船形石棺1基が露出している。
石棺は胴がやや膨らみ、蓋は1石から、身は2石からなる。蓋と身の合わせ部はそれぞれ印籠式に加工されている。棺身の全長は2.37m、最大幅は0.8mを測る。石材は付近に産する石英安山岩質凝灰岩である。
明治42年の発掘で、鉄剣1ふりが出土し、後にはガラス小玉も発見されている。
古墳時代中期(5世紀代)の築造である。被葬者は玉作りと密接な関係を持っていたと推定される。
昭和60年10月19日 玉湯町教育委員会
石棺を短辺側から。上から2段目も「蓋」で、その下に棺身の上辺だけが顔をのぞかせています。
反対側には縄掛け突起があるようでしたが撮れず。
蓋が2層式の石棺は出雲で唯一で、全国的にも珍しいそうです。
写真、右端が切れてしまいました。
背面側から。
すぐ南に出雲玉造資料館がありますが、9時の開館まで2時間近くあったので次の機会としました。