前回の地頭山古墳を見た後は、本厚木駅からバスに乗って神奈川工科大学へ。
昨年から公開されている「広場」を見学しに(要予約)
学生さんも多く乗る神奈中バスに20数分揺られ大学前で下車、受付で名前を照合して構内へ。
周りから見ると、穴の開いた白い箱。
中へ入ると!
神奈川工科大学(Kanagawa Insutitute of Technology)のKAIT広場の設計は石上純也。
南北約82m・東西約55mの”屋根”付きの広場。四角い開口部は59箇所。
天井高は2.2m~2.8m。天井素材の鉄板が温度変化で伸縮するので、高さが20㎝ほど変化するそうです。
斜面の最大高低差は約5m。シエナのカンポ広場を実測し、ほぼ同じ傾斜を取り入れたとのこと。
日差しの強弱で、床面の四角の縁取りがダイナミックに変化しました。
床面には透水性アスファルトが敷き詰められ、雨水はすぐに吸収されて床の下を流れるそう。この日も屋根が最も低い所で水が滴っていましたが、床には水が無かったです。
床に寝転がって見上げる空も良し。(無料貸出マット・クッションあり)
約580トンの屋根は現場で溶接された厚さ12㎜の鉄板で、断熱、耐震、風圧対策でその上にも透水性アスファルトを30㎜敷き詰めているそうです。
とても居心地のよい空間でした。
グーグルアースで。
現在予定されている10月までの見学枠は満杯ですが、11月以降についてはこの先こちらで発表されると思います。