今回は、先月下旬に訪ねた地頭山古墳を。
小田急線の本厚木駅から徒歩30分弱の距離でした。
「関東古墳散歩」にも紹介されていて、いつか訪ねたいと思っていた古墳でしたが、気づけば本を買ってから9年経っていました…
本厚木駅から小田急線に沿って南西に進み国道246号バイパスに入ると、ようやく木立が。
国道の対岸から。バイパスを通す際に、あらためて調査された結果、県下でも有数の古墳であることがわかり、地域で保存運動が高まって、トンネルを通して保存された墳丘でした(前出のガイドブックより)
駅からここまでの徒歩ルートも、かなり複雑(国道の片側に歩道が無いなど)でしたが、ここも200m先の横断歩道を渡る必要がありました。ひとつ手前(北東)で246号の下をくぐるのが近道です。
やっと墳丘へ。
トンネルの上に前方部先端が載っています。
鞍部への小径が。
鞍部に上がって後円部を。
振り返った前方部。全長70mの大きさを実感できます。
後円部墳頂の様子。
後円部右寄りから前方部を。くびれ部が良い感じ。
後円部から西の低地側には小田急線。低地側に後円部を向けています。
前方部先端側。この場所は向かい(北西)からの丘陵先端部になりますが、その間には古道が通っていたのでしょうか。
前方部左裾側、北東方向。
右裾側、西方向。
前方部右裾側から。右奥へ後円部。
彼岸花の時期でした。
後円部先端側。ぎりぎり残ってます。
説明板がありました。
地頭山古墳
この古墳は、江戸時代から地頭山と言われ、この地方では最大の前方後円墳で、5世紀前半に築造されたものと推定されています。
前方後円墳は、相模川左岸には海老名市の、ひょうたん山古墳や寒川町の大神塚古墳などがありますが、市内ではただ一つのものです。
規模は、全長約70m、前方部の幅は約24m、高さ約4m、後円部の直径は約30m、高さ約6mで、県内にあるものの中では3、4位の大きさを誇っています。
平成2年3月 厚木市教育委員会
前方部左裾側から。
振り返った北東側、本厚木駅方向。
前方部左裾側から低地側に降りる階段がありました。左に標柱が見えています。
元の地形がどうだったのか、知りたくなりました。
ぶじんさんやぺんさんも、前に訪ねられています。