墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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「トライノアシオト~海の波は石となり、丘に眠る」展 by 津田直・原摩利彦 @太田市美術館・図書館

8月の終り頃、太田市美術館・図書館で見た展示がとてもよかったので。

 

写真家と音楽家が群馬県の古墳を訪ねて得たものを、忘れがたい作品に表現されています。

 

群馬の古墳時代といえば、形象埴輪にも数多く作られた馬、馬匹生産で移住してきた渡来系の人々と深い関わりがあります。

自分も前方後円墳を訪ねるたびに、その鞍部(そもそもこの表現が馬系ですよね)に上がって後円部方向を見やると、大きな、馬のような生き物の上に乗っているような感覚を覚えるのですが、ここで展示されている写真はまさに墳丘と馬の身体とがシンクロしていました。

 

この展示のために作曲された音楽も、とても素晴らしく、この部屋のソファに座っている時間は至福でした。

 

2階は石室と海とがシンクロするイメージ(撮影不可)の展示、3階では作家のお二人と群馬県立歴史博物館の深澤敦仁氏によるトークビデオを鑑賞できます。ビデオは40分ほどだったと思いますが、気が付いたら最後まで聞いていました。

 

公式サイト

津田 直+原 摩利彦 トライノアシオト―海の波は石となり、丘に眠る | 太田市美術館・図書館 | 美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ

 

10月30日までの開催。一般500円。

場所は東武伊勢崎線太田駅の駅前。おすすめです。

 

美術館と図書館と一体になった建物も心地よいです。カフェもあり。屋上も良し。

 

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