特別展を見た後は常設展(の古墳時代コーナー)へ。
埴輪や副葬品の展示が充実。パネルでは古墳からみた日本列島全体と埼玉県周辺との関係についての解説も。
古墳時代前期(4世紀)の古墳の分布図。黄色の「集中地域」は結構限られています。
4・5世紀のムサシ地方の古墳分布。埼玉では荒川沿いに多く分布。
そのうちの熊野神社古墳(桶川市)からの豪華な副葬品。未探訪なので近々の目的地に。
こちらは東松山市の雷電山古墳群の男子埴輪。冠のような帽子が目立ちます。
現地の様子。周りをゴルフコースに囲まれた丘の上の立地でした。
雷電山古墳(三千塚古墳群) 埼玉県東松山市大谷 - 墳丘からの眺め
その雷電山古墳が含まれる、三千塚古墳群(東松山市)出土と伝わる、椅子に座る女性。足もとが可愛らしいです。
月輪古墳群(滑川町)からは手をかざす男子。
月輪古墳群からは馬形埴輪も。たてがみが立派。
昨年訪ねた古墳群です。
月輪(月の輪)古墳群 埼玉県比企郡滑川町月の輪 - 墳丘からの眺め
埼玉県指定文化財の飾馬埴輪は本庄市(旧児玉町)出土と伝わる優品。
展示室には大堺3号墳(金崎古墳群・秩父郡皆野町)の復元石室も。
手すりからだと奥壁が見えにくく。
手すりから上半身を乗り出して撮らせていただきました。
現地は3年前に探訪。開口部からですが、見事な石室が見えました。
ほかにも様々な時代の展示がありますが、今回は古墳時代のみで。
博物館は公園と一体化したような素敵な建物です。
一部が地下からの吹き抜け展示室ともなっている広いロビー。
上記の奥、中2階部分にある休憩スペース。
テラスに出ると、まぶしい緑。
スロープで館外に出られます。
上記の土管のある中庭は”昭和”のスペース。
9年前に子供と訪ねたときは染色体験をしました。あのときの小3は、いま高3。
埼玉県立歴史と民俗の博物館 さいたま市大宮区高鼻町 - 墳丘からの眺め
当時ブログは家族アルバム代わりに使っていて公開したのは翌年から。古墳ネタも時々でした…
正面入り口側からの博物館建物。
エントランスまでの同線が長く、建物の表情を楽しめました。
設計は前川國男。解説パネルもありました。
博物館のサイトでは写真が豊富な10ページのpdf資料を閲覧できます。
前川建築でよくみられる、打ち込みタイル工法を、”裏側”から見ることができる展示もありました。