平成7年度から毎年開催されている「発掘された日本列島」展。
今年は江戸東京博物館が休館中なので、大宮公園内にある埼玉県立歴史と民俗の博物館で開催されています。(もうすぐ会期末、7月18日まで)
”発掘”展は自分は9回目ですが、会場はいつもよりゆとりがあります。
ほとんど撮影可だったのですが、半分ぐらい回ったところでカメラにSDカードが入っていないという失態。
スマホで撮り直しましたが気持ちを持ち直すのに時間がかかりました…
ポスターにもある縄文中期の双眼五重深鉢は、長野県富士見町 藤内遺跡出土。
こちらも縄文中期、四方神面文深鉢。長野県富士見町の井戸尻遺跡出土。
和歌山県の岩橋千塚古墳群のコーナー。
大谷22号墳からの、盾持人埴輪の入れ墨で覆われた顔面。
その前には、同じく大谷22号墳と井辺八幡山古墳出土の「双脚輪状文」の埴輪が、参考図とともに展示されていました。興味深いです。
前山A58号墳からの馬形埴輪も。
群馬県の金井下新田遺跡は「甲を着た古墳人」が出土した金井東裏遺跡の南側に隣接した場所。
火砕流に埋まってしまった10歳前後の2人と馬3頭が見つかっています。
青森県の鹿島沢古墳(7世紀前葉~中葉)の出土品も。
3年前に現地を訪ねました。
地域展示の、さきたま古墳群からの埴輪なども見ごたえありました。
二子山古墳の円筒埴輪や須恵器。
鉄砲山古墳の円筒埴輪。
奥の山古墳からの子持ち壺など。
そのほか、全国各地からさまざまな時代の発掘資料が展示されていました。
今年の出品遺跡はこちらの13カ所。
大宮の後は、下記を巡回します。
だて歴史文化ミュージアム 令和4年7月30日~9月4日
石巻市博物館 令和4年9月17日~10月23日
宮崎県総合博物館 令和4年11月5日~12月11日
なら歴史芸術文化村 令和5年1月7日~2月12日