墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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野古墳群・後編(6・7・9・8号墳) 岐阜県揖斐郡大野町大字野

野古墳群の最終回。

6号墳~7号墳~9号墳~8号墳と回ります。

 

5号墳から6号墳へは集落の中心部を通る一直線道。突き当りは布賀利八幡神社。

 

左邸に気になる木造建物。

 

その先で左折して6号墳へ向かいますが結界が。野不動院のある墳頂へは入れず。

 

縦半分に残った墳丘の後円部を見上げて。

 

後円部先端部のカーブに沿った道を振り返って。かなりの急傾斜です。

 

一部は石垣に。

 

建物の屋根が気になりました。

 

石垣はほぼ垂直。

 

左が後円部、右が前方部だと思われます。

 

グーグルアースで。左下が前方部、右上が後円部で、細く縦半分が残っていることがなんとなくわかります。

 

前方部先端側に回り込んで。

 

半分残った前方部先端部を横から。

 

削られた方の側面を。左が前方部、右奥に後円部。

 

くびれ部に上がらせていただきましたが…

 

大野町のサイトによれば6号墳は別名、乾屋敷古墳。

野古墳群で最初に築造された古墳を考えられているそうです。

全長約79mの前方後円墳で、後円部径約49m・高さ約6.3m。
円筒埴輪片が採取されているとのこと。

史跡野古墳群 | 大野町

 

西方向に、2号墳(右)と1号墳(左奥、木立の右)

 

そこから西へ南へ角を曲がって進んで行くと、8・9号墳の標柱が。

 

その前に、背面の7号墳へ向かいます。

 

先の大野町のサイトによれば、

7号墳は全長約29m、後円部径約22.6m・高さ約4.2mの帆立貝形前方後円墳。
墳丘から円筒埴輪や朝顔型埴輪、石室から須恵器、管玉、鉄鏃などが出土しているとのこと。

手前側に短い前方部があった(ある?)ようです。

 

上記の位置から南東を振り返ると3号墳。

 

道路側に戻って、8号墳(左)と9号墳(右)

 

さきほどの大野町のサイトによれば、8号墳は一辺約15.8m・高さ約3mの方墳。

9号墳は全長約30.5m、後円部径約23m・高さ約6mの帆立貝形前方後円墳とのこと。
周壕から円筒埴輪片、須恵器片が出土。

 

北側から。左が9号墳、右が8号墳、中央奥が7号墳の後円部。

 

以上で、野古墳群シリーズ終了です。

このあと、東に1.7㎞の大野町埋蔵文化財センター(大野町あけぼのミュージアム)へ向かいました。