墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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作山古墳群2・3・4号墳 京都府与謝郡与謝野町明石

作山1号墳から見る2号墳。右に3号墳(方墳)の斜面と、4号墳(葺石あり)の後円部が見えています。

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2号墳の解説。

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作山2号墳
作山2号墳は直径28m、高さ3.5mの円墳で2段に造られています。1号墳のように葺石はありませんが、埴輪が頂上部と段の上に並べられていました。埋葬施設は調査していませんが、頂上部の中央には一辺4.5mの方形に壺形土器が並べられていました。1号墳との築造時期の差は、出土した埴輪とまわりをまわっている溝の位置関係より、2号墳が1号墳の後に造られたようです。

 

円形の墳頂の中央に、壺形土器が並ぶ方形区画があります。

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2号墳から振り返る1号墳。右の木立が蛭子山1号墳。

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振り返ると3号墳。奥に4号墳。

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3号墳の解説。

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作山3号墳
3号墳は一辺17m、高さ2mの四角い形をした方墳で、北側に幅の狭い溝を持っています。古墳の表面に葺石はなく、埴輪もごく少量が発見されただけです。
埋葬施設は調査していないので明らかではありませんが、頂部には大型の壺形土器が一つ置かれていたようです。2号墳とは溝の位置関係より、3号墳が後に造られたようです。

 

3号墳の墳頂へ渡って、振り返った2号墳。

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3号墳の墳頂と4号墳。

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3号墳の端から見る4号墳。

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4号墳の解説。

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作山4号墳
4号墳は全長30m、高さ3mの小型の前方後円墳です。古墳は過去に後円部の上が大きく削り取られており、埴輪や埋葬の様子がよくわかりません。ただ、古墳の南側は2段につくられ、川原石を使った葺石も2重に置かれています。北側は南側と異なり、段が無く、葺石も上の方にだけ置かれています。3号墳とは溝を共有していることから、同じ頃に造られたようです。

 

4号墳へ渡って、振り返った3号墳、2号墳、1号墳。

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4号墳の後円部から、前方部を。

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4号墳前方部から後円部を。

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4号墳の左裾から。標柱もありました。

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4号墳の右裾から。

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4号墳の先には、土壁の民家が。

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「いろりの館」という加悦町指定文化財。

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1号墳へ戻って、南東側の山々を背景に。

京都府にこんな山塊があったとは。

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南方向。峠を越えた20㎞先が福知山です。

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