白米山(しらげやま)古墳は前回の鏡山古墳の400m北、国道176号線の東沿いに立地。
国史跡で全長90mの前方後円墳とのことで、期待していたのですが…
フェンスの向こう、杉林の中に大きな丘がありますが、その上方に墳丘が残っていると思われます。
目を凝らしても、よくわからず。
北西端に「門3」がありましたが五か所針金が巻かれており、獣除けというより立入禁止とお見受けしました。
このあとに訪ねた蛭子山古墳(1.5㎞北)の資料館の方に聞いてみたら、やはり入ることはできない私有地とのことでした。
国史跡ですが現地解説板は無し。
Wkipediaによれば、平成8~11年(1996~1999)に発掘調査が実施され、前方部を北に向ける2段築成の前方後円墳。葺石があるが埴輪は見つかっておらず、埋葬施設は後円部中央に竪穴式石室1基・土壙墓2基・木棺直葬1基などがある(未調査)とのこと。
出土した土器等より古墳時代前期中葉の築造と推定されるそう。
丹後地方では古墳時代前期後半以後に蛭子山1号墳・神明山古墳・網野銚子山古墳の「日本海三大古墳」を始めとする大型前方後円墳の築かれるが、白米山古墳は築造時点では最大規模、日本海側では最古級の前方後円墳ともされるとのこと。
平成14年(2002)に国指定。
白米山古墳 文化遺産オンラインにも解説があります。
機会があれば一度その姿形を目にしたいです。