墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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滝岡田古墳 京都府与謝郡与謝野町滝

前回の福知山市から国道176号線を北に上がって40分弱、沿道には雪が残る峠道を越えて与謝野町へ入ったところに滝岡田(たきおこだ)古墳がある。

遠目にもわかる墳丘。

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ズームで。東側から見ています。

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近くに寄って西側から。

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解説板もありました。きれいな土盛りは復元されたものでしたが、地元関係者のご理解によって削平を免れ、元の位置に残りました。

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京都府指定史跡
滝岡田(たきおこだ)古墳
指定日:平成21年3月24日
加悦谷を見わたすことができる高台の端に築造された本墳は、土地区画整理寺領に先立ち平成6年度に発掘調査が実施されました。
調査前の本墳は、後世の開墾で墳丘の土が取られ、埋葬施設である横穴式石室が露出していました。
発掘調査の結果、本墳は古墳時代後期末(6世紀末~7世紀初)に築造された約20mの円墳で、埋葬施設は加悦谷最大級の横穴式石室(現存全長9.28m、玄室長4.12m、同幅2.26m、同高2.44m、右片袖式)であることがわかりました。
副葬品は、多数の須恵器などの器類の他に、鉄刀・鉄鏃などの武器類、轡などの乗馬用具、金環などの装身具が出土しました。中でも金張太刀は希少なもので、被葬者の地位をよく示す遺物です。
以上から、本墳は丹後を代表する主要な首長達の一人の墓を推定されます。
そして、本墳の歴史的重要性を考慮した関係者のご理解によって本墳は工事除外とされ、現地で復元整備がなされました。
平成30年3月 与謝野町教育委員会

 

南西向きに開口。

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堂々とした開口部です。

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柵越し見学かと思いきや…

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無施錠でした。


天井石は後補なのでしょうか。もとからあるような存在感でしたが。

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側壁の石積み。

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奥壁から振り返って。ライト付きです。

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スマホ広角で。

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墳丘脇から北北東方向。天橋立のある阿蘇海まで11㎞ほどです。与謝野町立古墳公園までは3㎞強。

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中央やや右に作山古墳が写っていることに今気づきました。背後は丹後半島の山並み。

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東側には美しい雪山。

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ゆっくり見ていたい景色でした。

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