墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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大塚古墳公園(大神塚周辺古墳群E号墳) 神奈川県高座郡寒川町岡田

今回からは昨年(2021)12月30日に訪ねた、神奈川県の寒川町と海老名市の古墳の紹介です。

 

東海道線の茅ヶ崎駅で降りて相模線に乗り換え、寒川駅で下車。

駅の窓からは大山の雄姿が。

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その左をズームすると富士山も。

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駅の案内図には寒川神社もありますが、神社の最寄り駅は一つ先の宮山駅になります。

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寒川駅から北へ300mほど、斜面の住宅地の一画に大塚古墳公園がありました。

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墳丘を巻くようなスロープ。

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登り切って振り返ったところ。

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古墳の名は「大神塚(だいじんづか)周辺古墳群E号墳」です。

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大塚古墳公園(大神塚周辺古墳群E号墳について)
「大塚古墳公園」の名称につきまして、この周辺の小字の「大塚」と、古墳が発掘されたことに由来していmす。
平成17年から平成23年にかけて、寒川駅北口地区土地区画整理事業に伴い、発掘調査が実施されました。この公園はその、岡田西河内遺跡の北東部分に位置しています。
その中でも、この公園では、明治期に調査がされ記録しか残っていなかった、古墳時代後期(7世紀ごろ)の古墳(大神塚周辺古墳群E号墳)の石室及び周溝が再発見され、フェンスで囲まれている部分に、調査された古墳の石室が保存され、貴重な文化財を後世に残しています。
この他、岡田西河内遺跡では、弥生時代中期の大集落や、近世の溝や道状遺構など多くの遺跡が発見されました。

 

大神塚の周辺には5基の古墳があったと記録されています。
そのうち、D、E号墳は発掘され、D号墳はレプリカが作成され、文化財学習センターで展示され、E号墳は公園内に保存されています。

 

保存されている古墳の石室です。石室は遺体が安置されていた場です。切り出した石を組み石室の壁としました。本来は壁は高く、天井石も土盛りもありましたが、既に無くなっており、石室をs古墳のまわりをめぐらせた溝(周溝)のみが発見されました。

寒川町教育委員会

 

周囲のマップのアップ。大神塚は次回で。

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柵の向こうに石室跡。

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厳重に囲まれていました。

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道路の向かい、墓地の先が大神塚です。

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