前回の香川県庁から2㎞東に、もうひとつの丹下建築が残っています。
旧香川県立体育館は1964年竣工。1300席のスタンド席がある競技場や複数のトレーニングルームがある（あった）そうですが、2012年に耐震改修の調査をした際に競技場の天井が落下する恐れがあるとのことで、現在閉鎖されています。
「船の体育館」の名があるとおり、巨大な船のような形です。
隔壁が4箇所ありますが、それでも船です。
真横から。広角で。
説明板は昔ここが塩田地帯だったことを伝えていました。
この建物前にも、石組と池の庭園があります。
こちらのサイトで、作庭者はイサム・ノグチの共同制作者であった和泉正敏によるものと知りました。
旧香川県立体育館 石庭 ― 丹下健三建築・和泉正敏作庭…香川県高松市の庭園。 | 庭園情報メディア[おにわさん]
この出っ張りは排水施設でしょうか？
櫂または櫂を固定する台のようでした。
一回り歩いて圧倒されっぱなしでした。
グーグルアースで見ると、結構ワイドだったのですね。
こちらの「船の体育館 再生の会」のサイトには、一部室内の写真もありました。
船の舳先部分が座席だったのですね。
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活用策が民間に募集しているものの、なかなか決まらないようです。
丹下健三設計の「船の体育館」閉館から7年 活用策を民間事業者に募集 香川 | KSBニュース | KSB瀬戸内海放送
新しい体育館は、SANAA設計により2024年完成予定と、こちらのサイトで知りました。
瀬戸内にSANAA設計の新しいシンボル建築『新香川県立体育館』 – Kagawa pref. arena designed by SANAA | 物語を届けるしごと
