峰山の石清尾山古墳群を見た後は香川県東部へ移動。
途中で丹下健三設計による建物を2つ、外から見学。
1つ目は、香川県庁舎旧本館、現在の東館。左のビルが現在の本館。
1958年竣工の地上8階、
Wikipediaによれば、丹下の初期の傑作で、ファサードは日本の伝統である「梁」を、当時の建築技術の限界での細さで表現したとのこと。
丹下健三が関わったきっかけは、当時の金子知事が香川県丸亀市出身の洋画家・猪熊弦一郎から紹介によるもので、1階ホールには猪熊弦一郎の壁画が飾られているそう。
この日は閉館日でしたが、上の写真の窓越しに一部写っています。
8階の建物に、1階がピロティとなっている3階の細長い建物が、県庁前通りに面してつながっています。
縦横の直線の中に、斜めの線の階段が。
手摺の幅・厚さがモダンです。
残念ながら上がれませんでした。
本館南正面には、方墳のような土盛りが。
ぐるっと回り込みます。
上に上がって低層階方向(東)を。手前に石を配した池。
旧本館側を見上げて。
この石と池も見事でした。
ほぼ正面から。
各階に軒の深いベランダ、そこを水平に取り巻く手摺り、ベランダを支える梁、上階まで貫く柱、見事です。
2018年に六本木で見た「建築の日本展」では庁舎内の家具も、「家具のモダニズム」のコーナーで、マガジンラック付きベンチや、間仕切り棚、陶製椅子、クローク荷物置きなどが触れる形で展示されていました。
今回は現地で、と思いましたが閉館時だったので、再訪したいと思います。
こちらでは竣工時の写真が見られます。
こちらでは「今すぐ重要文化財にしたい!モダニズム建築ベストリスト」に。