鬼無町からとって返して石清尾山(いわせおやま)の古墳群へ。
高松市の中心街のすぐ南西の、標高200m前後の3つの峰のひとつで、東麓には栗林公園があるエリア。グーグルマップに「古墳 号墳」と入れると沢山ピンが立ちます。
この地形は、1000万年前の火山活動で出来たそうです。
まずは北端の石清尾山13号墳へ向かいます。結構な上り坂でしたが、朝から散歩(登山?)する人々が多くてびっくり。一番上の第3駐車場に停めました。
13号墳までは直線距離で500mほど。途中左手には、みかん畑。
その先には、はにわをモチーフにした巨大な遊具が!
「はにわっ子広場」とは、予想外の展開でした。
鞍と勾玉!
トロイの木馬のような(?)大きさ。
それは長大なスベリ台でした。
さらに登った先に、露出した石室がありました。
説明板もあります。
石清尾山13号墳
昭和60年7月16日 国指定
横穴式石室を有する小円墳は、古墳時代のおわりごろ(6世紀末~7世紀中頃)一定地域に密集した形で築造されており、全国的に数多く分布している。
横穴式石室をもつ、この時代の古墳は、何人も葬ることができ、副葬品が供えられることもある。
石清尾山13号墳も、この時代の古墳の一つである。覆いかぶせたいた天井石は、現在は取り去られているものの横穴式石室や円形状の墳丘(円墳)がよく遺存している。
この石室内から須恵器の壺、坏、坏蓋、土師器の壺、皿、刀子、鉄鏃など多くの副葬品が出土した。
なお、現存する石室の規模は、全長420㎝以上で、埋葬が主に行われる玄室は、長さ210㎝、幅150㎝、高さ120㎝以上、入口にあたる羨道部は長さ210㎝、幅90㎝、高さ130㎝以上である。
墳丘は直径約9m、高さ約1.5mである。
高松市教育委員会
なかなか大きな奥壁。
後ろに回り込んで。この、地面に刺さったような平石は天井石でしょうか。
奥壁側から開口部側を。片袖式の玄室ですね。
高松市のサイトでは実測図も見られます。
すぐ脇に遊具が。日中は子供たちで賑わうのでしょうが、まだ7時だったので散歩の方しかいませんでした。
13号墳のすぐ北には、展望台がありました!
登ったところが峰山公園展望台でした。なんと素晴らしい眺め。
北東側、高松港の方向。
右のテーブルマウンテンが屋島、中央奥の山は小豆島ですね。
ズームすると、高松駅の突端ホームも!
10数年前に、寝台特急サンライズで来て、朝に構内でうどんを食べたことを思い出しました。
北側正面には鬼ヶ島。
鬼ヶ島をズームで。背後の大きな島が豊島ですね。
北北西側。
そこをズームで。平たく見えるのが直島だと思います。
古代人も見惚れたであろう、島々の眺めでした!
峰山公園には色づいた木々も。