墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

画像が出ない場合はPCで、クロームOSでお試しください。

群馬音楽センター(ホール内部) 群馬県高崎市高松町

前回の外観につづき、今回は内部です。

1階のロビーを東側階段の途中から。

f:id:massneko:20211107131204p:plain


2階のロビー壁画を西側から。

f:id:massneko:20211103112613p:plain

 

その向かいは雄大な開口部。

f:id:massneko:20211103112654p:plain

 

壁画を正面から。

f:id:massneko:20211103112711p:plain

 

1階の展示室にある模型。壁画も見えます。

f:id:massneko:20211103111729p:plain

 

天井が高く開放的な空間です。

f:id:massneko:20211103112638p:plain

 

折板構造の天井がよくわかります。

ロビー天井では斜面に沿って板が貼られていますが、ホール内部では凹んだ部分を覆うように板が取り付けられています。

f:id:massneko:20211103112728p:plain

 

1・2階のロビーをつなぐ階段も素敵でした。三角のギザギザは折板構造のラインが反映されているのでしょう。

f:id:massneko:20211103112749p:plain

 

階段の描く曲面、手摺壁の丸い穴は、直線が多い建物の中でとても目立っていました。

f:id:massneko:20211103112918p:plain

 

コンクリなのに軽やかです。

f:id:massneko:20211103112957p:plain

 

壁はどっしり。

f:id:massneko:20211103113026p:plain

 

その東壁側から見通した1階ロビー。

f:id:massneko:20211103113048p:plain

 

ロビーには建物に関する展示室があります。

f:id:massneko:20211103113131p:plain

 

最終案に至るまでの、異なるタイプの模型も興味深かったです。壁にかかる絵は、レーモンドによる大壁絵の原画。

f:id:massneko:20211103113148p:plain

 

ホールの座席図。定員は2205名。

f:id:massneko:20211103113222p:plain

 

入口は1階・2階にありますが、一続きの床面でした。

f:id:massneko:20211103114504p:plain

 

折板構造の凸部が顔を出していてそこに照明が辺り、後方から見ると舞台側に吸い込まれているような感覚に。

f:id:massneko:20211103114233p:plain

 

横から見ると、さらに不思議な”折れ線”に。

f:id:massneko:20211103114405p:plain

 

客席前列から振り返って。

f:id:massneko:20211103114129p:plain

 

群馬交響楽団による演奏は最高でした。

最初にジャック・イベールのフルート協奏曲。休憩をはさんでアントニン・ドヴォジャーク(今はドヴォルザークと言わないのですね)の交響曲第8番。

 

建物の設計者はアントニン・レーモンド(1888~1976)ですが、アントニン・ドヴォジャーク(1841~1904)と、「二人のアントニン」が演奏会テーマとなっていました。

二人とも今のチェコ生まれでアメリカに渡って活躍したという共通点があります。

 

群馬交響楽団による演奏(太田 弦 指揮)は大変すばらしかったです。

管楽器も打楽器も良いですが、重なり合う弦楽器の響きが心地よくて最高でした。