墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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雷電塚古墳(雷電塚1号墳) 埼玉県坂戸市小沼

雷電塚古墳はグーグルアースでも鍵穴形がよくわかる名墳でした。

 

前方部の右裾側から。(雷電塚2号墳はノーチェックでした)

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その右裾から墳丘に上がらせていただいて、鞍部から後円部を。

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後円部には祠が安置されています。

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後円部振り返った前方部。右奥の青い屋根の手前が雷電塚2号墳でしょうか。

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2号墳は、ぺんさんのブログの写真でご確認ください。

雷電塚古墳-稲荷塚古墳-東光寺古墳【埼玉県坂戸市】 - ぺんの古墳探訪記

 

雷電塚古墳の左側面周溝のカーブ。

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後円部側裾の道路脇に説明板がありました。

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雷電塚古墳(雷電塚1号墳)埼玉県指定史跡
鍵穴のような形をした前方後円墳です。古墳時代後期(6世紀中頃)に造られたと考えられています。ほかに幾つもの古墳が近くにあります。古墳の周りを囲む堀の跡からは、埴輪や須恵器の破片が見つかりました。
後円部の墳頂(高さ3.8m)に、「雷電社」があるので雷電塚と名がつきました。
坂戸市内で7基の前方後円墳が確認されていますが、そのうちの1基が雷電塚古墳です。後円部の墳頂に雷電社が祀られているので、雷電塚と呼ばれたそうです。本格的な発掘調査を行っていないので、主体部(人を埋葬した場所)など詳しいことは分かっていません。
古墳の全長は47m、後円部の直径は25.5m、高さは3.8mです。西側の前方部と後円部の一部が削られていますが、前方後円墳の形状がよく残っています。
平成2年1月に埼玉県教育委員会により、東側のくびれ部(前方部と後円部の境部分)と前方部南側の周溝の調査が行われました。くびれ部では周溝の幅が9.8m、前方部では5.5mでした。周溝は墳丘に沿うように、鍵穴の形のようになっていたと思われます。
周溝の中からは、円筒埴輪の破片をはじめ、朝顔形埴輪、須恵器などが出土しました。これらの遺物から古墳を築造した年代は6世紀中頃と考えられます。また、雷電塚古墳の周辺を調査した結果、これまでに10基の円墳の周溝が発見されました。今は墳丘が削られてしまいましたが、雷電塚古墳の周りには多くの円墳が造られていたと考えられます。
平成23年11月 坂戸市教育委員会

 

周囲の図のアップ。

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後円部を先端側から。

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ふっき~さんは、この墳丘でも埴輪片を見つけられています。毎回のように発見される「目」が鋭すぎです。

埼玉県坂戸市 雷電塚古墳 | 古墳探訪記

 

額田大玉さんのサイトには側面のパノラマ写真も。

雷電塚古墳