墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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飯田麻賀多神社 千葉県佐倉市飯田

印西市平賀学園台の舌状台地から西側の低地に降りて、佐倉市飯田の台地へ向かいます。

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北側の眺め。右側が古墳のあった平賀の台地。

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「中央排水路」にかかる橋から北側を。この先に西印旛沼(西部調整池)があって南に向きを変え、さらに新川・花見川を経由して東京湾につながっています。

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同じ橋から南側。水路は平賀の台地を回り込むようにこの先で北へ向かい、北印旛沼(北部調整池)、長門川を経由して利根川に注ぎます。

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もとはこの水田地帯も、北と西の印旛沼と一体化した大きな沼の一部だったものが、戦後に半分以上が干拓されたそうです。

 

水系の上流は西印旛沼と花見川との間にあったようですが今では利根川と東京湾とをつなぐ形になっていて、印旛沼の水は通常は利根川方向へ流れているものの、印旛沼自体や利根川の増水状況によっては逆方向に西印旛沼から新川・花見川を伝って東京湾へと排水されるそうです(Wikipediaより)

 

新川のあたりは、7年前に訪ねていました。

飯綱神社 八千代市文化伝承館 - 墳丘からの眺め

 

かつての分水嶺だった花見川上流あたりは、MiWAさんの川沿い歩きの記録で様子がわかります。

印旛放水路・花見川を歩く(2) 花見川大橋から大和田機場 - 散歩の途中

 

佐倉市側の台地裾にて。石碑を見ると、ここで白龍像が出現したようです。

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その先、鬱蒼とした小径。

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グーグルマップに立つ古墳のピンを目指し、Y字路を右に登ります。

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登っていくと、巨木のある境内がありました。

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飯田麻賀多神社。

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拝殿に参拝。

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振り返ると杉の大木も。

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境内のウラジロガシ、スギ、シイは推定樹齢350年で市の保存樹でした。

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最初に見た巨木の根元あたりには石碑も。

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境内の石碑は、佐倉石碑クラブさんのサイトにとても詳しく記されていました。

飯田麻賀多神社

 

麻賀多神社については、こちらのサイトに興味深い分析があります。

分布に特徴ある神社を考える: 千葉県印旛郡に分布する神社-麻賀多・鳥見・宗像・氷川・香取神社

 

↑ということを、7年前に成田ニュータウンの麻賀多神社を訪ねた際のブログに書いていました。

麻賀多神社(手黒社) 公津原39号墳 成田ニュータウンの古墳⑤ - 墳丘からの眺め

 

こちらがウラジロガシでしょうか。神々しかったです。

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飯田麻賀多神社の位置。