墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

画像が出ない場合はPCで、クロームOSでお試しください。

「オリエント古代の探求 日本人研究者が行く最前線」 聞き手・編:清岡央

著者の清岡氏は読売新聞文化部記者の方。

「西アジアでの日本人研究者による発掘調査の成果を一般の方に知ってもらう本を出せないか」という東京文化財研究所(安部雅史氏)からの相談を受けて、その地域で発掘調査を行う第一線の研究者に直接インタビューして書いた本だった。

 

9人の研究者の方々についての9章構成。有名な遺跡もありますが、初めて聞くような場所も。

危険と隣り合わせの場所も多くありますが、地域の方々の信頼を得て、その地域の遺産のために貢献・活躍されている日本人研究者の方々の姿、その探求力に胸を打たれました。

第一章~第九章の構成は次のとおり。

アフガニスタン バーミヤン遺跡 前田耕作氏

エジプト サッカラ遺跡 河合望氏

エジプト ヒエラコンポリス遺跡 馬場匡浩氏

イスラエル テル・レヘシュ遺跡 長谷川修一氏

イラク・クルディスタン地域 ヤシン・テペ遺跡 西山伸一氏

バハレーン ワーディー・アッ=サイル古墳群 安部雅史氏

インド・パキスタン 南アジア世界を発掘する 上杉彰紀氏

シリア パルミラ遺跡 西藤清秀氏

キルギス アク・ベシム遺跡 山内和也氏

 

このなかで、特に惹かれたところはバハレーンの「ワーディー・アッ=サイル古墳群」

バハレーンはペルシア湾にある東京23区ほどの広さの島国ですが、紀元前2200年~前1700年ごろに栄えた古代の国「ディルムン」の人びとが築いた「古墳群」が今も残っていて、あの百舌鳥古市古墳群と同時の2019年に世界遺産に登録されているとのこと。

ディルムンはペルシア湾の海洋交易を一手に握り、資源の乏しいメソポタミアを物流で支える存在だったそうです。

本の口絵の写真を見て驚きましたが、これはグーグルアースでも見られるのではと思い、見てみると…

 

バハレーン(バーレーン)の位置。

 

島全体の様子。南半分は砂漠のようです。

 

北半分の街中に「Aali Burial Mounds」と。

 

拡大すると大変なことになっていました。凹のようにも見えますが凸です。

 

グーグルマップには口コミが200件以上、地元の方が上げた写真や動画もあって、とても面白いです。

いつか行ってみたい!