この日の宿の天ケ瀬温泉に行く前に、もう一カ所、マップを見ていて気になったスポットへ寄りました。
その場所は細い坂道を上り詰めた稲荷神社の境内に。
社殿の右手の屋根下に、2体の石人(せきじん)
下記の説明板によると左のほうが、八女の岩戸山古墳から移されたものとのこと。
その内容。
石人
日田市銭渕町1997番地
2基のうち1基は扁平、他の1基は円体の石人である。
扁平石人の頂部は高さ45糎(センチメートル)、表に人面、裏に矢6本をさした靫を素朴に刻んでおり、朱で彩色されていた。もと筑後八女の豪族磐井の墓岩戸山古墳に立てられていたものである。
天保(1830~1844)のころ、これが久留米候から中津の僧大含(末広雲華)に贈られ、また大含から隈町の山田氏に贈られて嘉永7年(1854)鏡坂に置かれた。下部の台石はその時のもので、広瀬淡窓の石人の詩と青邨の由来を記した銘とが刻まれている。
その後、現在の場所に移された。円体石人は甲冑の姿を模し、後年の作であるが由来はよくわかっていない。
昭和39年2月21日 県有形文化財指定
日田市教育委員会
全く同じ内容の、筆文字の説明板も。
現地ではこちらの「後世の作」に気を取られていました。
屋根内側の説明板によれば、後世の作の円体石人は嘉永7年隈町の山田元輔によって保存され今日に至るそう。
拝殿から振り返った眺め。
神社境内は日田盆地が一望できる場所でした。こちらは盆地の西側。
眼下の日田市立南部中学校からは練習中の野球部の声が響いていました。
石人の奥には「桜の庭」が。
満開でしたが、このときは貸し切り状態でした。
北側に盆地の中心部。
ズームすると三隈川の中州(左の亀山公園)が。右には、みくまホテルなど。
振り返っての「桜の庭」
天ケ瀬温泉の旅館へ行くと、なんと部屋の窓から久大本線が目の前に。
一応「ゆふいんの森」号も動画に納めました。
https://youtu.be/QaZT0_usRGw